「3月のライオン」第3巻のネタバレと感想

「3月のライオン」第3巻です。

映画公開まであと少し!

アニメは毎週土曜23:00から、NHK総合テレビで放送中です。

2017年1月25日には、Blu-ray&DVD第1巻が発売されました。

それでは、原作の「3月のライオン」第3巻の内容と感想をお届けします。

マンガ「3月のライオン」第3巻のあらすじ

年内の対局を終えた零は、ひどい熱で寝込んでしまう。

それを予感したあかりたちが零の家に様子を見に来る。

零は川本家で年を越すことに。

迷惑をかけたと謝る零に、あかりが「あなたがいなかったら私は泣いていた」と話す。

自分のひとりぼっちに気をとられ

誰かのひとりぼっちに気づけないでいた

と気付く零。

 

零が寝ていた川本家のタンスの端に、シールが貼ってあった。

何の気なしにそれを見ていた零は、懐かしい夢を見る。

タンスにシールを貼ったことを、妹と二人で母親に叱られる夢。

零は、何年ぶりかわからないくらい深い眠りについた。

 

獅子王戦、辻井九段と対戦した零は勝利する。

対局を終えて帰ろうとすると、後藤に遭遇する。

香子のことをストーカー呼ばわりされたことに腹を立てる零。

盤上でまで殴られる訳にはいかないと闘志を燃やすのだった。

 

後藤との対局しか頭に無い零。

その様子を見ていたスミスが後藤との対局を迎える。

「勝てるかもしれない」と思える人間がそのまま

「勝つ可能性のある」人間だったりするのだ

自分はそれに値しないと自覚しているスミス。

それでも「100%勝敗が決まっている対局は無い」と、後藤との対局に挑む。

 

一方、島田八段との対局を迎えた零。

これに勝たなければ、後藤と対局することはできない。

目の前の相手の「力量」も計れないくせに

私怨に頭全部持ってかれて

A級棋士つかまえてサブキャラ扱い

自分の愚かさに気付いた零は己を恥じる。

全てにおいて完敗した零は逃げるように帰る。

対局前、二海堂は「桐山のアタマをかち割ってやって欲しい」と島田に頼んでいた。

島田は零を研究会に誘ってみることにした。

 

負けて落ち込み、何を言っても「でも、でも」と答える零に、林田先生が一喝。

「「でも」が100個揃えば開く扉があればいーが

はっきり言って ねーよ そんなドア!!」

 

後藤九段と島田八段の一回戦は後藤九段の勝利。

二回戦は島田八段が勝利した。

 

出席日数の穴埋めレポートに追われる零は、林田先生と共に「放科部」を訪れる。

他の生徒と笑ってしゃべる零を見て喜ぶ林田先生。

「一人じゃどうにもならなくなったら 誰かに頼れ」

「でないと 実は 誰も お前にも 頼れないんだ」

そう言われた零は、あかりたちを思い浮かべた。

自分は遠慮する事ばかりに気をとられていたが、実は彼女たちに頼られていたのだと気付く。

 

後藤九段と島田八段の最終局は島田八段が勝利した。

対局を目の当たりにした零は、研究会に入れて欲しいと申し出る。

 

零くんはまだまだ伸びしろあるんだぞーの第3巻でした。

零との対局では、島田八段の冷静沈着っぷりが際立っていてステキでした!

対局ではアツい男だけど、奥底では優しくて、見た目はアレだけど中身はいい男ですねぇ。

あと、後藤九段コワ~という3巻でもありました。

後藤九段って、キザでもないし、ニヒルというにも違うし・・今のところ少しつかみどころがない感じです。

ポジション的にはイケオジ扱いなのか。(イケてるオジサンの定義は曖昧です)

あらすじの方にも抜粋しましたが、個人的に好きな名言です。

 

スミスが後藤と対局する前の一コマ

「勝てるかもしれない」と思える人間がそのまま

「勝つ可能性のある」人間だったりするのだ

林田先生が零に言ったくだり

「でも」が100個揃えば開く扉があればいーが

はっきり言って

ねーよ そんなドア!!

一人じゃどうにもならなくなったら 誰かに頼れ

でないと 実は 誰も

お前にも 頼れないんだ

これから数々の名言が飛び出すであろうと予測され、ますます楽しみな次巻です!