「3月のライオン」第2巻です。
2017年実写映画化されますが、アニメもとても面白いです！
毎週土曜23:00から、NHK総合テレビで放送中です。
2017年1月25日には、Blu-ray&DVD第1巻が発売されました。
それでは、原作の「3月のライオン」第2巻の内容と感想をお届けします。
マンガ「3月のライオン」第2巻のあらすじ
ふと「どこかに行ってしまいたい」とつぶやく零。
本当はどこかに行きたいわけではなく、「どこかへ行ってしまいたかった」のだと気付く。
香子に言われたこと。
「アナタの居場所なんてこの世の何処にも無いじゃない？」
零は、自分の力で生活できるようになれば、そこが「自分の居場所」になるのではないかと考える。
その夢が現実となった今、次に向かう理由を見失ってしまう。
ある日、学校で林田先生と話す零。
高校にもう一度行こうと思った理由、「勝つ理由が無い」と言いながら負けると苦しい理由。
それらを考えると、自分が何もかも中途半端であることに気付く。
そんな中、ひなと立ち寄ったファストフード店に、ひなの好きな高橋くんが現れる。
プロになってから高校に再入学した理由を尋ねられる零。
「「逃げなかった」って記憶が欲しかったんだと思います」
という答えが高橋くんに通じ、零はとても嬉しくなった。
ある日、高橋くんが川本家に遊びにやってきた。
そこで高橋くんがもってきたMHK杯のビデオを皆で見ることに。
ひなとモモにはプロ棋士であることを隠していたが、ビデオを見たことでバレてしまう。
「「潔い」のと「投げやり」なのは 似ているけど違うんだ！！
もっと自分の将棋を 自分を大切にしてくれっっ」
映像には、対局中の零に向けて熱いメッセージを送る二海堂の姿が。
ひなは零に将棋を教えて欲しいと言う。
堅苦しく教える零に対して、二海堂は自作のオリジナル絵本を使って上手に教えるのだった。
二海堂が作った絵本を読むあかりの言葉で、父の面影がよぎる。
零は、父親がこがれた棋士の世界に自分が立っているのだということを思い出す。
そんな中、義姉の香子がやってくる。
次の対局相手、松永七段が「降級したら引退する」と聞かされる。
棋士人生40年の松永七段に勝利した零。
対局後にうなぎをご馳走することに。
松永七段は、零のことが「自分の将棋人生に幕を引きに来た死神に思えた」と話す。
将棋が好きかと問う零に、「言葉では言い表せられない」と答える。
そして、これからも将棋を続けていくことを決める。
安井六段との対局。
離婚が目前の安井六段は、家族と最後のクリスマスを迎えようとしていた。
帰り際、簡単に試合を投げた安井六段に話しかけるが、逆ギレされてしまう。
零は対局を通じ、己の中に棲みつく「獣」の存在を認識したのだった。
戦う理由が無いと言いながら、本当は身の内に獣が棲むのを知っている
まわりのモノを喰いちぎってでも 生きていく為だけに 走り出す獣
戦いが始まれば どうしても 生きる道へと 手がのびてしまう
誰を不幸にしても どんな世界が 待っていても
※私は将棋の知識が全くありません。
3月のライオン、川本家の食事シーンがたくさん出てきます。
普通の食卓なのですが、すごく美味しそうなんですよねー。
から揚げ＆温たまのっけカレーなんて、読んでるだけでお腹すいちゃいます。
少しだけ宗谷名人が登場しました。
あのミステリアスな雰囲気、今後どう絡んでくるのか楽しみです。
なんたって「神さまの子供」です。
松永7段との対局。
最強の囲いといわれる守備陣形の一つ「穴熊」という守りをしてきます。
コミックの中ではかわいいクマが駒で守りを固めていて、その後、穴に入っていたクマが出てきてしまいます。
零が「いなよ！そこ！今動いたらクマさんあぶないってばっっ！」と言います。
こういう細かいところ、楽しくて好きです。
最後には、将棋続けることになって良かったですね。
Chapter20の扉絵（っていうのかな？）で、アヒルのおもちゃをなくしてしまって、縁側で落ちこんでいるモモに、零が新しいアヒルのおもちゃをあげるシーンが描かれています。
そして、Chapter21でそのアヒルのおもちゃで遊ぶひなとモモの姿が。
こういう絵だけで語られるストーリー的なの大好きです。
それにしても、香子ってなんであんなに零に絡んでくるのでしょうか・・（読み込みが足りないからこう感じるのかな）
すごくイヤーーーな感じでたまりません。
零は、幸田家に亀裂を入れた負い目があるという理由で香子を相手をしているのか、
はたまた香子と零の間に特別な何かがあるから！？
後藤といる香子を心配しているのはわかるけど・・それだけ！？
うーん気になる。