「3月のライオン」は「ハチミツとクローバー」でおなじみ羽海野チカ先生のマンガです。
2017年実写映画化!
前編は3月18日、後編は4月22日に公開です。
主演は神木隆之介さん。
それでは、原作の「3月のライオン」1巻の内容と感想をお届けします。
「3月のライオン」登場人物
- 主人公 桐山零(きりやま れい):17歳、プロ棋士
小学生の時に家族を失い、父の友人である幸田に内弟子として引き取られるが、その後家を出て、一人暮らしをしている。 - 川本あかり(かわもと あかり):川本家の長女、おねいちゃん
- 川本ひなた(かわもと ひなた):川本家の次女、中学2年生
- 川本モモ(かわもと モモ):川本家の三女、保育園児
- 川本相米二(かわもと そめじ):おじいちゃん、和菓子屋 三日月堂の店主
- 二海堂晴信(にかいどう はるのぶ):棋士、4段、零のライバル(自称)
- 松本一砂(まつもと いっさ):棋士、26歳、5段、あかりのことが好き
- 三角龍雪(みすみ たつゆき):棋士、26歳、6段、スミスと呼ばれている
- 林田高志(はやしだ たかし):零の担任で将棋ファン
- 花岡(はなおか):二海堂晴信のじいや
マンガ「3月のライオン」第1巻のあらすじ
主人公「桐山 零」、職業はプロ棋士。
大きな川沿いの小さな町で暮らしている。
高校に1年遅れで編入し、友達がいない零。
屋上でひとり食べる零に、将棋好きの林田先生が話しかける。
家に帰ると、自宅マンションの入り口に二海堂が。
ポストの中の対局通知を勝手に開封して、零の部屋に上がり込む。
MHK杯予選、松本一砂5段との対戦。
勝った零が松本とスミス6段におごることになり、あかりの店に行くことに。
零はいつもと違うあかりに少し戸惑う。
零と川本家の出会い。
ある日、先輩棋士に無理矢理つき合わされ、酔いつぶされた零。
倒れ込んでいたところをあかりが家に連れて帰った、というのがきっかけ。
獅子王戦トーナメント、二海堂晴信との対局。
子供の頃は何度も顔を合わせていたが、プロになってからは初めての対局だった。
対局は夜まで続き、粘る晴信を振り切った零。
対局が終わると約束通り川本家を訪れる。
お盆の送り火を焚いていると、ひなたが突然コンビニに行くといって走り去る。
追いかけた零は、川べりで泣くひなたを見つける。
悲しさ故に、自分の中から家族のことを追い出してしまった零は、泣いているひなたを見ながら「それでよかったのだろうか」と自分に問う。
ある日、ひなたは気になるヒト「高橋くん」に渡すためのお弁当の中身について悩んでいた。
一生懸命作ったお弁当は結局渡すことが出来なかった。
捨てようとしたひなたを止める零。
帰ってみんなで食べようと言う。
将棋の研究をする零と二海堂。
なんだかんだ仲が良い2人。
食事をするために外出すると、川本家姉妹に遭遇する。
フクフクな子が好きなあかりと、ポドロが好きなモモにすっかり気に入られた二海堂。
川本家で一緒に食事をすることに。
ある日、モモのお迎えを頼まれた零、一緒に帰る途中にモモが転んでしまう。
自宅に戻りモモの手当てをしていると、亡くなった妹と重なってしまい涙する零。
零の父親と母親、そして妹は、ある日突然交通事故でなくなってしまう。
親族が零の引き取りを拒み押し付け合う中、名乗りをあげたのが父親の友人「幸田」。
「将棋が好きか?」と聞かれ、「はい」と嘘をついた零。
施設に入れられないため、生きる為の嘘をついたのだった。
そして零は「将棋の家の子」になった。
(零の子供時代の回想)
将棋の家には、零と同じく棋士を目指す、香子と歩という2人の子供がいた。
香子と歩はその実力から将棋の道を外れる。
自分が幸田家に迷惑をかけていると考えた零は、家を出ることを決意する。
普段、少女マンガを読んでいる私からすると、かなり衝撃的な始まり方でした。
ほら アナタの居場所なんて
この世の何処にも 無いじゃない?
始め「うーわ・・暗っ」と思いました。
完全に羽海野先生=ハチクロ、のイメージだったので。
あかりのことを「おねいちゃん」と呼ぶのがすごく気になり、「おねえちゃん」だよなーと思っていたんです。
そうしたら、東京の下町では「おねいちゃん」というらしく、一種の方言のようなものなんですね。
初めて知りました。
全体的に擬音多めで、それがまたおもしろいです。
ニャー(猫たち)がよくしゃべります。
1巻は、主人公の零がどういったいきさつで現在に至るかという感じでした。
2巻から話が展開していきそうで期待です。