「3月のライオン」第5巻のネタバレと感想

おいしそうな食べ物がいっぱい出てくる「3月のライオン」第5巻です。

2017年実写映画化、アニメは毎週土曜23:00から、NHK総合テレビで放送中です。

2017年1月25日には、Blu-ray&DVD第1巻が発売されました。

それでは、原作の「3月のライオン」第5巻の内容と感想をお届けします。

マンガ「3月のライオン」第5巻のあらすじ

零は人間将棋というイベントの為、島田の故郷である山形を訪れる。

地元の人々に応援される島田を見て嬉しくなる零。

島田自身もまた一から頑張ろうと思うのだった。

 

ある日、三日月堂の新メニューを考えるあかりとひな。

2種類の餡が入った「三月町ふくふくダルマ」を考案する。

ひなはいつかおじいちゃんと一緒にお店をやりたいと思うのだった。

 

高校2年になっても友達ができない零に、林田先生が「将棋部」を作ろうと言う。

なかなか部員が集まらない中、「放科部」を訪れる。

ちょうど存続の危機に面していた放科部と将棋部を、一つの部にしてしまおうと考えた林田先生。

そして「将科部」が誕生する。

 

名人戦、宗谷と隈倉九段の対局。

部活中に対局を見ていた零たちは、途中でラムネを作ることに。

自分がいつの間にか、学校で笑って、しゃべって、部活をしているという事実に気付き、涙が出そうになる。

 

ある日の将棋会館。

零は、島田のことを悪く言う棋士たちに腹を立てる後藤を目撃する。

義姉を苦しめる後藤に対して、憎めばいいのかわからなくなる零。

 

名人戦最終局、宗谷名人の勝利。

隈倉九段は悔しさのあまり、旅館の壁をブチ破っていた。

泰然とした態度でインタビューに答えていた隈倉も、やはり相当くやしかったのだ。

 

公園に立ち寄った零は、小学校時代にいじめられていたことを思い出していた。

将棋以外にすがるものが何もなく、朝から晩まで将棋の日々、そうして今自分がここにいるのだということを実感する。

帰りに立ち寄った川本家に、ひなが帰宅する。

 

ここ数日様子のおかしかったひなは、学校でいじめにあっていた。

いじめられている友人をかばった為、次のターゲットになってしまったひな。

「自分のしたことに後悔していない、自分は間違っていない」と泣きながらもはっきりと言うひなを見て、はっとする零。

不思議だ ひとは

こんなにも時が 過ぎた後で

全く 違う方向から 嵐のように 救われる事がある

零は、ひなに「君は僕の恩人だ」、「一生かかっても君に恩を返す」と言うのだった。

 

モモが最高でした!

三日月堂の新メニュー考案の際、おじいちゃんがモモに聞く場面。 

大福とかまんじゅうの中に 何が入ってると嬉しい?

するとモモが、

ガム?

と答え、おじいちゃんが絶叫。

天才キタコレ!!

答える時のモモとそれに反応するおじいちゃんが面白いです。

モモが、りすぽっけのぬいぐるみを抱えながら、キリっとした眉&キラキラの瞳で答えてます。

 

もう一つ、夏のメニューで寒天の中に何を入れたらいいか考案中、おじいちゃんがモモに聞くシーン、

モモ 他にも何かねーか?

こう こう ポチャーンと 水の中に入っているヤツだ

何か 思いつかねーか?

モモ(さっきと同じ顔で)答える。

「・・・サンダル?」 

するとおじいちゃん。

神童キタコレーーー!!

もしやこの娘は 和菓子の神の祝福を!?

ワシの孫サイコーッ!!!

新しすぎる その感性!!

おじいちゃん、モモのこと好きすぎです。

 

零が少しずつ学校に馴染み始めました。

林田先生ってどんだけ良い先生なんだろう。

零の子供時代を細かく回想する場面がありましたが、本当に将棋以外なにも無かった零がこうやって少しずつ、明るい場所に出て行けるようになって欲しい!

 

最後はイジメきちゃったかぁ・・という感じでした。

ここからまた一段階、零くんが大人になっていくんでしょうかね。

終盤、シリアスな雰囲気が漂う5巻でした。

ひなちゃんどうなっちゃうんだろう・・