マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」3巻のネタバレと感想

咲坂伊緒先生の新連載「思い、思われ、ふり、ふられ」第3巻です!

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」3巻 PIECE9のあらすじ

目立つグループにいるわけでもない

制服の着こなしや髪型も

そこまでの自意識は感じられないし

持ち物にも頓着なさそう

いっこもチャラついたとこがない…

和臣が気になる朱里。

ど天然の和臣に翻弄されつつあった。

 

一方、理央に対して自然に振る舞うことができない由奈は、どうして自分は他の子のようにできないのか悩んでいた。

 

そんな中、朱里は合コンに誘われ、由奈にも声をかける。

男子に慣れたい、と思っていた由奈は参加することに。

相手の男子の中には、以前由奈に「キッショ」と言った柴がいた。

その時の事を気にしていて、由奈に平謝りする。

「気にしてくれてありがとう」と笑顔で答える由奈。

人ってちゃんと話してみないと、わからないものだ、と思うのだった。

由奈は、合コンに参加してみて、ちょっとずつ自分が変われていることを実感した。

一方の朱里は、合コンに参加しながらも、和臣の笑顔ばかりが頭に浮かんでいた。

 

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」3巻 PIECE10のあらすじ

朱里は由奈に、和臣の事が好きになったと打ち明ける。

あまりの意外さに驚く由奈。

「気取ってないとこ、優しいとこ、でもダメな事はちゃんとダメだって言ってくれるとこ、笑顔がかわいいとこ、あと全部」

照れながら和臣の好きなところを話す朱里。

この気持ちが一過性の物だったどうしよう、と不安になる。

「今の気持ちが本当なら、それでいいと思う」と励ます由奈。

理央の気持ちを考えると、胸が痛むのだった。

 

家に戻った朱里は、理央の部屋に和臣がいることに気付く。

寝ている和臣の手を握る朱里。

その時、理央が帰ってきて、急いで部屋を出る。

目を覚ました和臣が、「なんか俺の手、すごいいい匂いする」と言う。

理央は何かを感じ始めていた。

 

「朱里から何か聞いてる?」理央に尋ねられる由奈。

「朱里って、いつから和の事…」

由奈は理央の質問を上手くかわすことが出来ず、バレてしまう。

「あんな朱里見た事ない」と言う理央。

理央くんも 気付いてる

いつもと違う朱里ちゃんに

だから 動揺してる

それでもウソの笑顔で

抑えるしかない 理央くんの気持ち

 

この思いは ただの同情なのかな

同情だけで こんなに胸が痛くて

泣きたい気持ちになるのかな

私が代わりに泣いてあげたい、由奈はそう思うのだった。

 

理央は和臣に八つ当たりして、そっけない態度を取ってしまう。

由奈はそんな理央を見て、自分の気持ちが同情ではなく、好きなんだと気付く。

朱里にそのことを打ち明ける。

朱里ちゃんも 私も 理央くんも

みんな見事に ままならない恋をしてるんだなー

のん気なのは 和くんだけだな

 

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」3巻 PIECE11のあらすじ

クラスの女子が、「和臣がイイ」と噂するのを耳にした朱里。

確かに乾くんは 目立つタイプじゃないにせよ

人当たりもいいし おおらかだし

その良さに 気付いている人も

焦った朱里は、由奈に和臣のタイプを聞き出そうとするが、「全然知らない」と答える由奈。

朱里は、和臣のタイプに少しでも近づいて、好きになってもらえる努力をしたいと言う。

朱里が頑張って、和臣がOKをしたら、理央は朱里をふっ切れるのだろうか、そしたら自分の頑張る余地ができるのだろうか…と考える由奈だった。

 

学校のマラソン大会の日がやってきた。

具合が悪い朱里は見学しようとする。

他の女子が、「体調不良なんて嘘だ」と朱里の悪口を言っているのを聞いた由奈は、なんとか朱里をマラソンに参加させようと考える。

「和くんの好きなタイプ、なんにでも一生懸命で、ついいつも全力でがんばっちゃう子がほっとけないって言ってた事ある」と嘘をつく。

和臣効果てきめん。

朱里は和臣の背中を追って、夢中で走り始める。

 

由奈は走っている途中で理央に会い、朱里が本当に体調が悪かったのだと知って慌てる。

理央は、一旦は朱里を追いかけたが、しんどそうな由奈を心配して戻ってくるのだった。

 

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」3巻 PIECE12のあらすじ

朱里ちゃんを追いかけてった 理央くんが

戻って来てくれた

戻って来て ここにいてくれる事が嬉しい

何も言ってあげられなくてごめん、と謝る由奈に、知っててくれる人がいるだけでいい、と言う理央。

由奈は、理央の見方でいる為に、自分の気持ちはもう絶対に伝えてはいけないんだと思うのだった。

 

全力を尽くしてゴールした朱里。

随分後からゆっくりゴールする和臣。

由奈が言っていたことが嘘だったと分かり、脱力した朱里はそのまま倒れてしまう。

和臣は朱里をお姫様抱っこして、救護所まで運ぶ。

距離が縮まる二人。

 

次の日、マラソン大会での出来事が噂になり、それを聞いた理央は苛立っていた。

雨が降って来て、バイト帰りの朱里に傘を届けに行った理央。

「朱里って和の事好きなの?

朱里が今まで好きになった奴と和って何がそんなに違うの?

和にあって他の奴にないものってなんなの?」質問責めに。

姉弟で恋バナなんてやめよう、気持ち悪い、と言う朱里。

「何が姉弟だよ、なりたくてなったわけじゃねーよ、ばーか」

理央は朱里に思わずキスをしてしまう。

 

感想

由奈にキッショと言った柴くん、本当はいい人でした。

でもあんな言い方ないよなーと思ってました。

初対面なのに、いくらなんでも感じ悪いです。

「気にしてくれてありがとう」なんて言える由奈、ホントいい子だなぁ。

合コンに参加するなんて、すごい進歩だと思います。

 

朱里が和臣を好きだとはっきり自覚して、そこから恋する乙女になってカワイイです。

「片思いって切ないけど楽しい…」って由奈と朱里が話していましたけど、学生の頃ってそんな感じだったなぁと思い出しました。(遠い目)

由奈は朱里と理央の板挟みで複雑なんだろうな。

理央も、朱里の好きになった相手が、仲良しの和臣というのが気の毒。

 

理央の衝動的な行動がどう出るか?

とりあえず、朱里は怒るんだろうなぁ。

由奈が知ったらどうなっちゃうか。

読者的には面白くなってきて、ワクワクです。