子供が大好きなマクドナルドのハッピーセット。どのご家庭にも一つはおもちゃがあるのではないでしょうか。
子供の好きなおもちゃシリーズが始まると、全種類揃えたくて何回も買わされることになります。何が出るのか分からないため、欲しいおもちゃが一回で出るとは限りません。そのため同じおもちゃが家の中に転がっていることもしばしば。
気に入ったおもちゃが出ると、飽きずにわりと長く遊びます。特に電池で動いたり光ったりするおもちゃは人気です。
毎度お世話になっているハッピーセットのおもちゃですが、親的になんとかならないかと思うのが「電池」のことです。電池が切れても簡単に交換できず、おもちゃを廃棄しようにも中に入っている電池が気になります。
今日は、そんなハッピーセットのおもちゃの電池交換にチャレンジしてみましたのでご紹介したいと思います。
もくじ
ハッピーセットのおもちゃは分解できない!?
マクドナルドのハッピーセットのおもちゃ(特に電池が入ったおもちゃ)は、かなり頑丈な作りになっているため簡単に分解することができません。
それには「ボタン電池の誤飲事故を防止するため」という理由がありました。
電池誤飲の危険性についてはこんな記述が。
アルカリ電池は胃の中に入ると放電し,胃の中の胃酸で被覆されている金属が腐食され,電池の中にあるアルカリ性の物質が流れ出て胃の壁を損傷する
出典:日本小児外科学会
子供がボタン電池を誤飲して死に至ったというケースが報告されているにも関わらず、その危険性はあまり認知されていないようです。
マクドナルドのハッピーセットのおもちゃに入っている電池を誤飲したという話、私自身は聞いたことがありません。やはり「簡単に分解できない」というおもちゃの構造が、事故防止につながっているのだと思います。
スポンサーリンク専用ドライバーが必要
簡単に分解することができないハッピーセットのおもちゃには、普通のドライバーで開けることができないネジが使用されています。
ネジの穴が三角形なのです。
この三角ネジ専用のドライバーが販売されています。
ドライバーの先端が取り外し可能で、2mmと2.2mm、2種類のサイズのネジを回すことができます。
1本600円ほどで購入可能です。ハッピーセットのおもちゃだけでなく、プラレールの三角ネジにも使用することができますので、家庭に1本常備しておくと便利です。
アネックス(ANEX) 差替式ドライバー 三角ネジ用 2.0×2.2mm No.33
精密ドライバーでも開けられる?
実は、ハッピーセットに使われている三角ネジは、普通のマイナスドライバーを使用して回すことができるらしいです。
ネジ穴の三角形の1辺に、マイナスドライバーをぴったり当てるようにして回すと上手くいくとのことで、試しにやってみたのですが…どうもうまくいかず空回りするばかり。ネジはかなり固く、精密ドライバーの方が傷んでしまいそうだったので断念しました。
おもちゃによって固さが違うのかもしれませんが、無理矢理回してネジ穴が潰れてしまうというリスクを考えると、個人的にはドライバーを購入した方がいいかなと思います。
ハッピーセットのおもちゃを電池交換!
中に入っている電池は?
今回電池交換するハッピーセットのおもちゃは3種類。マリオシリーズの光るおもちゃと音が鳴るおもちゃ、光るトミカです。
中に入っている電池はLR41というボタン電池です。ひとつのおもちゃにつき2個の電池が必要です。ちなみに100均で買う方が割高な気がするので、いつもネットで写真の電池を購入しています。
電圧が低いというレビューも見受けられますが、特に問題なく使えています。当たり外れがあるのかもしれませんね。
ボタン電池 LR41 10個 (AG3 192 392 384 D392 LR736 L736相当品)
スポンサーリンクハッピーセット「光るマリオ」の電池交換
まず一つ目、光るマリオのおもちゃを分解してみました。三角ネジで3箇所留められていたので、前出のドライバーで外すと簡単に下の写真のパーツに分解できました。
なんだ、楽勝!と思っていたのですが、肝心の電池の交換が少し厄介。さすがそう簡単にはやらせてもらえません。
電池が入っている部分のパーツを外して更に分解します。
電池が現れましたが、かなりキッチリはまっていて、手では簡単に取り外すことができません。電池が入っているパーツの上から、精密ドライバーを使って押し出すようにすると電池が外れました。
電池の向きに注意して交換、パーツを元に戻したら、組み立てる前に光るかどうか試してみましょう。(確認せずに組み立てたら電池の向きが逆になっていて光らず…)
元の状態に組み立てます。
ハッピーセット「音が出るキノコ」の電池交換
次に分解したのは、1UPの音が鳴るキノコのおもちゃです。三角ネジで2箇所留められていたので外すと、下の写真のようになっていました。
更にパーツを外していくとこうなります。
このキノコのおもちゃ、ガチガチに固定されていて電池が取り外せない位置にありました。電気関係に詳しい方であれば出来るかもしれません。
力ずくで分解できそうでしたが、元に戻らない可能性の方が大きかったため断念しました。
ハッピーセット「光るトミカ」の電池交換
最後にチャレンジしたのがこちらのトミカ。スイッチを入れるとヘッドライトが光ります。
車を裏返すと三角ネジが2箇所。簡単に外すことが出来ました。
中を開くとすぐ電池が出てきます。子供がお風呂に持ち込んで遊んだため若干錆びついていましたが、錆を拭き取って新しい電池を入れ替えたところ、無事にライトが点灯。
今回分解したおもちゃの中では、最も簡単に電池交換できました。組み立ても簡単!
ハッピーセットのおもちゃには、電池交換できるものと出来ないものがあるようです。(基本的には電池交換できる前提で作られていない)開けてみないとわからないのが厄介ですね。
機械ものが得意なパパなら、何のことなくできるのかもしれません。メカ系が苦手な私はこの程度が限界。キノコが復活しなかったので、子供は少し残念そうでした。
まとめ
ハッピーセットのおもちゃは、三角ネジ対応のドライバーがあればママでも簡単に分解することができます。ただし、電池が取り外せるかどうかは開けてみないとわかりません。
おもちゃを分別して廃棄するために電池を外したい!という場合、開けても電池を取り外せなかったら最終的には破壊するしかないんです…ちょっとおもちゃが可哀想なのですが。
捨てるのに躊躇してしまうという方は、リサイクルショップに持ち込んでみてはいかがでしょうか(売れるかどうかは不明)。また、メルカリなどに出品すると意外に売れたりすることがありますよ。
ハッピーセットのおもちゃを分解する際は、くれぐれもボタン電池の取り扱いにご注意ください。小さい子が側にいない時に行うことをおすすめします。