「逃げるは恥だが役に立つ」第8巻のネタバレと感想

ドラマも大人気だった「逃げ恥」、原作も最高です。

海野つなみ先生のマンガ「逃げるは恥だが役に立つ」第8巻です。

最新刊は2017年3月に発売予定!

※ドラマ「逃げ恥」脚本家の野木先生のツイッターによると、第9巻は2017年3月発売予定、百合ちゃんと風見さんのスピンオフもあるそうです。

マンガ「逃げるは恥だが役に立つ」第8巻のあらすじ

やっさんのお店を手伝うみくりは、商店街の飲み会に参加して、青空市開催の提案をする。

乗り気になった一同は、みくりに協力を依頼する。

しかし、タダでは働けないと言うみくり。

平匡の会社にコンサルタントの部署があり、依頼することに。

 

百合は先日の一件について確認するため、風見の家に出向く。

「先日は お恥ずかしいところを お見せしてしまって

かばってくれて ありがとう」

 

お礼を言う百合。

「見られたくないっていうより、見せたくなかったんですよ」

と答える風見。

帰り際、「これからもいい年下の友人でいてね」と言う百合に、風見が言った。

「あなた、僕が絶対、自分に欲情しないと思っているでしょう。

男と いうものを 甘く見すぎですよ」

25も年下の男からアプローチされた百合は、どうしていいかわからず悩み、風見を避けてしまうのだった。

 

商店街にコンサルタントが訪れる。

金額が提示されると即断る副理事長。

代わりにみくりが日給3,000円で引き受けることになってしまう。

平匡に事情を説明し、別居延長を申し出るみくり。

「仕事でいっぱいになって自分のことは面倒臭くなってしまうのでは」と心配する平匡だった。

 

ある日、百合がスーパーで買い物をしていると、風見と遭遇する。

話をしたいと自宅へ招く。

「ごめんなさい」といきなり謝る百合。

「あなたに 女性として見られてるって聞いて、正直動揺しちゃった」

「もうちょっと年が近かったらなあ。でも 本当に嬉しい ありがとう」

風見は今日29歳の誕生日だった。

 

青空市当日がやってきた。

初めは閑散としていたが、平匡や百合の会社の人、やっさんのママ友など、徐々に人が集まり始める。

コンサルタントの塩田も駆けつけ、みくりに「こういう仕事が向いているのでは」と言う。

「なんか 道が見えてきた」と思うみくりだった。

 

青空市の成果をまとめて、就職活動を本格化しようと意気込むみくりをみて、平匡がため息をつく。

「自分に自信がなくなってきた」という平匡をみくりが励ます。

「平匡さんが 自分の魅力に自信満々だったら、たぶん 好きになってないですよ」

逆にみくりが「私のいいところって何ですか」と問う。

「楽しく暮らす工夫をするところと、打てば響く 頭の良さかな。そういうところ 凄いなって思います」

と答える平匡。

みくりが「小賢しくないか」と聞くと、平匡は「そんな風に思ったことない」と。

平匡さんの 私への信頼が 嬉しい

私も その信頼に 応えたいと思う

昔「小賢しい」と言われたことが、ずっと呪いの様に心に刺さっていたが、平匡の言葉で呪いは解けたのだった。

 

別居を始めてどうなることやらと心配していましたが、そんな必要ありませんでした。

こんなやりとりができるようになったなんて、すごい成長。

読者的に嬉しい。

 

平匡さんの新しい会社にいる大清水さんという新キャラ、沼田さんと結構絡むのですがなかなか過激。

大清水さんも、所謂そっちの人みたいなので、沼田さんとの会話がたまに理解できないけれど、面白いです。

沼田さん、ドラマの古田さんのイメージが強くて、読んでいて古田さんにしかみえなくなってきました。

 

8巻は百合ちゃんと風見さんの回でもありました。 

あんなに警戒していたイケメンに、翻弄されまくる百合ちゃんがカワイイったら。

風見さん、誕生日にフラれちゃうし、このシーンは泣けました…風見さん寄りの気持ちになってしまって。

 

あぁ百合ちゃん、歳の差なんていいじゃないかー!

と、読者としては思います。

ドラマだと、石田ゆり子さんですよ。

もう全然アリじゃないですか。

 

みくりの呪縛、解けて本当に良かったです。

言った人はそこまで悪気がなかったとしても、言われた側は、ずーっと傷として残ってしまうことありますよね。

平匡さん、王子様でした。

 

最後のページで、安奈ちゃんが風見さんに変なこと言ってました。

付き合っちゃいましょうよ

今なら 3番目になれますよ

って、この子いったい何!?

 

いろいろ気になりすぎて、9巻が待ち遠しいです。