「逃げるは恥だが役に立つ」第7巻のネタバレと感想

ドラマも大人気だった「逃げ恥」、原作も最高です。

海野つなみ先生のマンガ「逃げるは恥だが役に立つ」第7巻です。

最新刊は2017年3月に発売予定!

マンガ「逃げるは恥だが役に立つ」第7巻のあらすじ

平匡の会社では部門縮小により、転職組が動き始めていた。

みくりと籍を入れるつもりの平匡は、会社に残ろうと思っていたが、新しい会社に行く沼田の話を聞いて、少し心が揺れるのだった。

 

百合は昔の上司に紹介された、年下のシングルファーザーとデートをしていた。

彼と話をしていて、恋愛とはまた違う形の結婚のニーズを感じる百合だった。

 

みくりは平匡とこのまま普通に結婚すべきなのか、まだ迷っていた。

そんな中、沼田の転職先の人に会うことになった平匡。

気に入られて「うちに来ないか」と口説かれる。

そしてその夜、転職しようと思っていることをみくりに打ち明ける。

「入籍は落ち着くまで保留」と言われたみくりは快諾。

 

ところが数日後、会社の近くに引っ越すことを提案する平匡。

住民票を移すついでに、やはり籍を入れてはどうかと言う。

婚姻届まで入手済だった。

あまりの急展開に気持ちが追い付かないみくりは限界に。

「ちょっと 距離をおいて もらえませんか」

と切り出す。

「とりあえず 1ヵ月ください。ちょっと自分の人生 見つめ直したいんです」

みくりは百合の家に居候することに。

 

平匡と別居を始めたみくりは、学生時代の友人、やっさんと会う。

八百屋を手伝うというやっさんの話を聞き、アイディアを出すのだった。

 

みくりは平匡の家で一緒に料理をして食事をすることに。

食後、「後片付けはいいのか?」と聞く平匡に、「今日は仕事じゃないから」と言うみくり。

ハッとする平匡。

その夜。

「さっき、今日は仕事じゃないからって言われて、当たり前みたいにやってもらうもんだと思ってたって、ドキッとしたんです」

「どういう やり方が 2人にとって一番いいのか、僕もこの1ヵ月で考えてみたいと思います」

と平匡は言った。

 

クリスマス、平匡と風見を招き、百合の家でホームパーティーをすることになった。

酔った百合は「なぜ別々に暮らしているのか」をみくりに聞く。

モヤモヤがパンクして、頭を冷やす為こうしているが、やはり平匡と一緒にいたいと言うみくりだった。

 

年が明けたある日、やっさんから「八百屋を手伝ってほしい」と連絡が入る。

店番を頼まれたみくりは、自分が八百屋をやるとしたらという妄想をやっさんに伝える。

「工夫するのは楽しい」と意見が一致する二人だった。

 

風見のことを新たに狙う同じ会社の五十嵐安奈。

これがまたなかなかの強者だった。

早めに話をつけようと、食事にさそう風見。

何を言われてもへこたれない安奈。

自分の意見をちゃんと言う人は好きだが、自己肯定感の強い安奈に少しイラッとするのだった。

 

別居してそろそろ1ヵ月、みくりは平匡に延長を申し出る。

再度やっさんのお店を手伝うことになったのだ。

 

以前、シングルファーザーとデートした百合。

その人が19歳下のOLと再婚したことでモヤモヤしていた。

百合はそれを風見に話すのだった。

年齢差について気にする百合に、風見は言う。

「年齢って そんなに大事ですかね

人に よるんじゃないですかね」

帰り道、

「年を取って一人なのが怖いっていう人に、あの人がいるじゃないって、安心するような存在になれたらなって」

「結婚しないと、子供がいないと不幸っていう強迫観念から、若い女の子たちを救ってあげたい」

そう言う百合に、「そんなこと言わないで」と風見。

なぜか涙が止まらなくなってしまう百合だった。

 

みくりと平匡、別居してしまいました。

まぁこのままとんとん拍子にとはいかないのがマンガですよね。

 

みくりが「金」「金」言い過ぎな気がするのは私だけでしょうか。

契約結婚、仕事としての家事代行、という特殊な状況からの流れを思えば、わからないでもないです。

「自分で自由になるお金を持っておきたい」という気持ちもわかります。

 

そんな状況でも、みくりが思っていることはすべて受け止めようとする、平匡さんの姿勢がすごくステキでした。

いつの間にかこんなに頼もしくなっちゃって。 

いつでもそこに 戻れるんだとしたら

今は 壁の外の世界を 味わい尽くしてやろうとも思うんだ

ここまで覚悟を決めた平匡さんなら、もっととことん話し合うことで解決できそうですけどね。

別居なんかしなくても。

 

平匡さん、いいところに気が付きました。

そう、「当たり前みたいにやってもらうもんだ」、は違いますよ~。

良い旦那さんになると思います、平匡さんは。

 

みくり自身、気持ちの上では答えが出ていました。

二人とも安定の可愛さ、これだけはずっと変わりませんね。

 

「二人にとって」一番いい解決策は何なのか。

いろいろ考えさせられる場面が多い7巻でした。

結婚って難しいんだなぁ…しちゃえばもうそんなこと言ってられなくなるんだけど。

子供が出来ればなおさら、前進あるのみというか。

 

百合ちゃんと風見さんも何やら進展していました。

風見さんじゃないけど、百合ちゃんそんなこと言わないで!と私からも言いたい。

 

みくりは八百屋の仕事から、何かを見出すのでしょうか。

これからどうなっちゃうのかなー。