「オオカミ少女と黒王子」第14巻のネタバレと感想

八田鮎子先生のマンガ「オオカミ少女と黒王子」第14巻です。

別冊マーガレットで2011年7月号から2016年6月号まで連載されていました。

アニメ化されて、DVDも発売されています。

2016年には、二階堂ふみさんと山﨑賢人さん主演で、実写映画化されました。

どちらもおすすめです。

八田先生の新連載、「ばいばいリバティー」は第1巻が発売中!

「オオカミ少女と黒王子」第14巻のあらすじ

高校3年生の夏、思い出作りの為にキャンプに行くことになったエリカ。

恭也、手塚と彼氏の村井、マリンも一緒だ。

夜のテントで暴露大会が始まる。

久々にいっぱいしゃべろう!と盛り上がる女子チーム。

エリカは「オオカミ少女」として嘘をついていたことを暴露する。

手塚とマリンは怒るどころか、面白がって興味深々。

もっと早く言えばよかった、そう思うエリカだった。

 

エリカの話で盛り上がる中、最後に手塚が暴露する。

「あたしさ 夏終わったら 彼氏と 別れんだ」

「仕事の都合で村井がヨーロッパに行く。別れることは、2人で話し合って決めた事だ」と言う手塚。

もし自分だったらどうしただろう、と考えるエリカだった。

 

翌日、手塚の決断について話すエリカとマリン。

「もしあたしだったら、どこへでもついてく。

なにが何でも 終わらせない 努力をする」

と言うエリカ。

マリンは村井に、どうして別れることにしたかを聞く。

自分の都合で手塚の生活を奪うことはできない、と大人の回答をされ、何も言い返せないのだった。

 

恭也に、「本心では手塚に付いてきてほしい」と話す村井。

「本気で離したくないなら、どんな事しても掴んでおくべきだ、自分ならそうする」と言う恭也。

村井は「もう一度ふたりで考えよう」と手塚に伝えるのだった。

 

そろそろ本格的に進路を決めなければならない時が近づくエリカ。

大学を調べたりするも、これといってやりたいことが見つからない。

そんな中、京都の栄子おばさんのガラスの個展に家族で訪れることに。

ガラス工芸の体験をするエリカは、一気にガラスに魅了される。

モノ作りに興味を持ち始め、栄子おばさんにいろいろ話を聞く。

「その気持ちを大事にしろ」と言われたエリカは、簡単に決めることはできないと思いつつ悩むのだった。

 

 恭也の18回目の誕生日エピソード、とてもいいお話でほっこりしました。

友達皆無でこういった経験がなかった恭也。

エリカと付き合うことで世界が変わりましたよね。

すごく良い方向に。

怜香お姉さんまで駆けつけて、恭也はエリカ以外の人たちからも愛されてるなーと感じました。

下手くそに喜ぶ、大照れの恭也が可愛かったです。

相変わらず素直じゃないんだから。

 

ついにエリカがオオカミ少女であったことを告白しました。

よく言ったなぁ。

まずはエリカの勇気を称えたい。

そして、手塚とマリンの反応、ステキでした。

始めはなんだかこの子たちは…と思っていましたが、いい子じゃないか!

少しもエリカを責めることもなく、むしろ絆が深まっていました。

エリカの言う通り、「もっと早く打ち明けるべきだった」のかもしれません。

翌日、マリンと手塚にイジられる恭也が面白かったです。

 

恭也と村井さん、男同士の会話が深くて良かったです。

歳の差ある恭也の言葉に耳を傾け、結果的にいい方向に結論出して、恭也グッジョブでした。

大人な回答が出来る恭也に感服です。

 

安定してラブラブなエリカと恭也ですが。

ここにきてエリカの進路が見えつつある感じがするので、ここからエリカの気持ちがそっちに持っていかれるのかな?

受験の時期は各々が大変ですからねぇ。

同じ学校を目指す、というのが一番ややこしくならないのかな。

でもどちらか片方だけ落ちたらもっと問題か…。

難しいですね。

エリカはガラスの道に進むのでしょうか。