「オオカミ少女と黒王子」第2巻のネタバレと感想

八田鮎子先生のマンガ「オオカミ少女と黒王子」第2巻です。

別冊マーガレットで2011年7月号から2016年6月号まで連載されていました。

アニメ化されて、DVDも発売されています。

2016年には、二階堂ふみさんと山﨑賢人さん主演で、実写映画化されました。

どちらもおすすめです。

八田先生の新連載、「ばいばいリバティー」は第1巻が発売中!

「オオカミ少女と黒王子」第2巻のあらすじ

エリカは恭也の看病をしてから、頭の中が恭也一色になっていた。

「あんな男 絶対やだ」

と思っていたのに、気持ちがそれとは反対方向へ向かってしまう。

「佐田くんが好きなんでしょ?」と聞くさんちゃんに、「好きだと思う」とついに認めるエリカ。

さんちゃんは「がんばれ」と応援するのだった。

 

エリカは恭也に告白しようと決意するも、なかなか実行に移せないでいた。

ある日、戴き物の梨を届ける為に、恭也の家に行く。

思い切って告白するエリカ。

しかし恭也は

「恋人ごっこなんか 慣れないこと やってるせいで、盛り上がって その気になってるだけだよ」

エリカの気持ちは「勘違い」だと言うのだった。

 

諦めようとした時、恭也が女遊びをやめたという話を耳にして、再度恭也の家に行くエリカ。

「カン違いじゃなくて、ホントに好きだから」

と再び告白。

「信じてやるよ」と言う恭也。

いまいちはっきりしない答えに、告白の返事がイエスかノーか知りたいエリカ。

「俺の一挙一動を いちいち気にして、日々悶々と 過ごせばいい 楽しそうだろ?」

ドSな回答をする恭也だった。

 

ある日、二人で帰宅している途中、恭也の友人、健に遭遇する。

エリカは健に協力を依頼する為、一部始終を話す。

健との同盟が成立し、二人の様々な作戦が決行される。

しかし、試行錯誤し策を講じるも、全く手応えなし。

弱気になったエリカを見た健は、最後の手段を実行する。

エリカと恭也の二人を呼び出し、「エリカを好きになってしまった」と言う。

「エリカをもらってもいいか」と聞くと、恭也はあっさり「好きにすれば」と。

泣きながらその場を走り去るエリカ。

健の作戦、恭也は最初からお見通しだったのだ。

「俺がいつエリカを好きになるかは、俺が決める。

黙って見守るのも、男だとおもうぜ」

健は返す言葉を失うのだった。

 

恭也にとって、自分はただの犬なのか、少しは好きになってくれているのか、エリカは悩み続けていた。

ある日、エリカと恭也はクリスマスの証拠写真を撮ることに。

帰り道に寄ったファミレスで、エリカは恭也に聞く。

「あんたにとって あたしってなんなの

ちょっとくらい そこに 特別な感情はないの?」

すると恭也は言った。

「好きだよ エリカのこと。照れて 言えなかったけど、ホントは ずっと 好きだったよ」

嬉しくて大泣きのエリカ。

すると再び恭也が言った。

「で、この猿芝居 いつまで続けてほしい?」と。

エリカはついにキレる。

「1回死んでこい クズ男!」

恭也に水をひっかけて店を出るのだった。

 

もうほんとうにやめよう、そう思ってクリスマスを迎える。

部屋に閉じこもっていると、家に恭也がやってくる。

犬を躾に来たと言って、エリカにネックレスをプレゼントするのだった。

「おまえは 俺のモンだっていう 印だから」

「絶対 忘れんな」

何回騙されれば気がすむんだろうと思いながら、恭也が好きだと言ったことを、少しだけ信じたいと思うエリカだった。

 

 恭也のドSっぷりがパワーアップしています。

ここまでくると悪にしか見えない。

エリカに好意がなかったら、完全にイジメの域じゃないか。

ここまでされて、よく好きでいられるねぇと思ってしまいます。

さんちゃんも同意見でしたね。

エリカのこと真性ドエムだと。

それでもカッコいいから許せてしまいます。

うーん、これはやめられない、病みつきになっちゃうのかも。

 

健は本当にいい奴ですね。

コワイくらい真っ直ぐで。

恭也とは正反対なのに気が合うとこもいい。

健は男にもモテそうだな。

 

それにしても健とのやり取りで、恭也が答えるシーンはイケメンでした。  

黙って見守るのも、男だとおもうぜ

こんなセリフは反則だわ〜

かっこよすぎ。

健までキュンとしちゃってますから。

改めて佐田恭也、恐るべし。

 

最後は少しだけ恭也が優しさ見せました。

これまでの意地悪はエリカを試すため?

にしてはやりすぎな気が。

エリカがファミレスで水ぶっかけた時は、こっちまでスカッとしたくらい。

恭也は限度を知らんのか。

ともあれ恭也の気持ちにも、少しずつ変化が!?