「オオカミ少女と黒王子」第6巻のネタバレと感想

八田鮎子先生のマンガ「オオカミ少女と黒王子」第6巻です。

別冊マーガレットで2011年7月号から2016年6月号まで連載されていました。

アニメ化されて、DVDも発売されています。

2016年には、二階堂ふみさんと山﨑賢人さん主演で、実写映画化されました。

どちらもおすすめです。

八田先生の新連載、「ばいばいリバティー」は第1巻が発売中!

「オオカミ少女と黒王子」第6巻のあらすじ

ある日、学校からの帰り道、エリカ達は恭也の姉、怜香に遭遇する。

普段は神戸に住んでいて、帰省してきたと言う。

怜香の強烈なキャラクターに驚く一同。

恭也も頭が上がらない様子。

 

怜香とエリカは二人でデートすることに。

怜香は、恭也がエリカといい加減な気持ちで付き合っていると挑発する。

腹が立ったエリカは、「バカにしないで」と言い返す。

2人は食べ比べの勝負をすることに。

エリカが先に限界を突破して動けなくなり、怜香に呼ばれた恭也が迎えに来る。

怜香は「根性もあるし度胸もある」とエリカのことを認め、「一度神戸に連れて行きたい」と言うのだった。

 

恭也と神戸に行くことになったエリカ。

初めて恭也の母親に会うので緊張していたが、気さくな母親にホッとするのだった。

エリカは夕食後、怜香から恭也と母親の話を聞く。

「恭也が恋愛に不信感を抱いていたのは、ずっと自分の責任だって思っていたから」

「ママは恭也に、自分なんか母親じゃないって思われてるって言うの」

恭也と母親の間にある溝を埋めようとするエリカだった。

エリカが行動するまでもなく、恭也と母親のわだかまりは解消の方向へ向かっていた。

 

エリカは怜香と淀川の花火大会へ出かけることに。

最初は行く予定の無かった恭也だが、エリカが心配で付いていくことに。

花火大会が終わって帰ろうとした時、エリカは恭也からのプレゼントのネックレスが無いことに気付く。

何処で落としたかわからず、あちこち探し回る3人。

最後の可能性にかけて、ゴミ捨て場を必死で探すエリカ。

見かねた恭也も手伝う。

ネックレスは無事に見つかった。

 

神戸最後の夜、怜香はエリカに「ごめんね、恭也のことガキなんて言って」と謝る。

恭也が「ビックリするくらい変わった」と言うのだった。

「誰かのために なにかするような奴じゃなかったのに」

「これからも 恭也のこと よろしくね」

 

新学期、健がエリカを呼び出す。

自宅のカフェの看板娘になって、売り上げアップの手助けをしてほしいと言われる。

そんなにうまくいくはずがない、と反対する恭也。

エリカは以前お世話になった健の為に働くことにする。

反対した恭也だったが、エリカの様子が気になってこっそり見に行くことに。

するとそこにはメイド衣装で接客するエリカの姿が。

驚いた恭也はエリカに「今すぐやめろ」と言い合いに。

責任を感じた健はエリカに謝るのだった。

 

本気で怒った恭也を目の当たりにしたエリカは、バイトではなく別の方法で力になろうと決め健の店に行く。

すると今度は、執事のコスプレで働く恭也の姿が。

店も大繁盛。

しばらく恭也が働くことになるのだった。

 

恭也のお姉さん登場しました。

似てましたね。

行動は似ているを通り越して、更に上をいってました。

さすがに弟に手を出すのはどうかなと。

しかも回数多め。

恭也も歯向かえないくらいのお姉様に、エリカは真っ向勝負を挑んでました。

怜香も認めていましたけど、エリカ、度胸あるなぁ。

 

恭也のお母さん、事情があったにせよ、息子と離れて暮らす選択をした事に後悔もあったのだろうと。

エリカきっかけで、恭也との溝が埋まって良かったです。

怜香もあんなだけど、母親をすごく気遣ってきたことがうかがえました。

少し横暴な所を除けば、実はすごく良い娘さんですよね。

そしてイケメンの母と姉は、やっぱり美人でした。

 

エリカが健の店でバイトしているのを、恭也がこっそり見にいった時のシーン、一瞬別の漫画になってて笑えました。

それほど恭也の怒りが凄かったと。

健は本当に真面目ですね。

親の店のことをこんなにも真剣に悩む高校生って、珍しい。

自分が何とかしてあげようとするなんて、親だったら泣けるレベルにいい子だと思います。

 

エリカのメイドさんも可愛かったけど、恭也の執事には勝てませんでしたね。

これは破壊力半端ない。

望とやったらお客さんは間違いなく倍増です。