八田鮎子先生のマンガ「オオカミ少女と黒王子」第5巻です。
別冊マーガレットで2011年7月号から2016年6月号まで連載されていました。
アニメ化されて、DVDも発売されています。
2016年には、二階堂ふみさんと山﨑賢人さん主演で、実写映画化されました。
どちらもおすすめです。
八田先生の新連載、「ばいばいリバティー」は第1巻が発売中!
マンガ「オオカミ少女と黒王子」第5巻のあらすじ
しつこく絡んでくる神谷にうんざりした恭也は、「もう構うな」と言って突き放す。
それでもめげない神谷。
自分の携帯電話に、女の子のアドレスが72件入っていると自慢する。
「佐田くんより 72倍楽しんでるんだよ」
と言う神谷に、
「ゴミをいくら集めたって、ただの ゴミ山だろ」
そう答えて一蹴する。
恭也の一言で、自分には「最初から何もなかった」ということに気付いてしまった神谷は落ち込んでしまう。
自分が間違っていたことに気付きはしたが、この先本当に大事にしたいと思える子と出会えるのか、一生ムリなんじゃないか、と怖くなっていた。
恭也は「俺も前はおまえと同じだったから大丈夫だ」と励ますのだった。
エリカは誕生日が近くなり、プレゼントに恭也の「愛」が欲しいとリクエストする。
無茶ぶりに困る恭也を見て、エリカは「好き」と言ってほしい、というリクエストに変更する。
誕生日当日、恭也からのプレゼントのブレスレットをもらって嬉しそうなエリカ。
恭也はエリカのリクエストに応えようとするも、なかなか実行できずにいた。
今日1日、いつもと違って優しい恭也、嬉しすぎてコワイと思うエリカだった。
「すき」という一言が言えないまま、誕生日は終わろうとしていた。
帰り際、別れを惜しむエリカは言った。
「今日 恭也くんと過ごして、はじめて自分の 生まれた日が「特別な日」だって思ったよ」
「本当にありがとうね だいすき」
そして、恭也はエリカのリクエストに応えるのだった。
しばらくして、今度は恭也の誕生日がやってくる。
エリカはサプライズを実行すべく、さんちゃんにも協力を仰いで仕込んでいた。
恭也の家で帰りを待ち受けていると、予定通りさんちゃんと恭也が現れる。
二人が別れようとしたその瞬間、ぶつかってキスしてしまうというアクシデントが。
偶然目撃してしまったエリカは凍り付く。
何もなかったかのように誕生日サプライズを続けるエリカだったが、動揺が隠せないのだった。
次の日、エリカの気持ちは全く晴れず、さんちゃんが恭也を好きになってしまうのでは、という心配までし始める。
一人でイライラしているエリカを見かねた恭也。
「一体何が気にくわないのか」と問い詰める。
一瞬考えたあと、「自己解決した」と逃げ去るエリカ。
「さんちゃんが恭也とキスしたことが羨ましかった」というのがイライラの原因だったのだ。
恭也はエリカを捕まえて再び問い詰める。
そして白状したエリカにキスをするのだった。
5巻は神谷の回でしたねぇ。
相変わらず面白い神谷くん。
長い間このまんま生きてきたから、恭也の一撃であっけなく撃沈でしたね。
おいおい、神谷弱すぎ、と思いましたが。
でもこれ以上いくと、ただのウザいキャラになってしまうし、このくらいが丁度良かったのかな。
それにしても、恭也も神谷も、男友達が少なすぎでは…
恭也は本当にブレないですね。
なんかエリカとちゃんと付き合うようになって、よりいい男になった気が。
たまに考え方とかしっかりしてるし、大人な部分があります。
俺も前はおまえと同じだったから
ここはエリカ嬉しかっただろうなぁ。
こんな本音をポロっと言ってしまうなんて、神谷を友達だと思う証拠だなと。
ほっこりする場面でした。
恭也の黒王子度が低くなってきている気がします。
鏡の前で、「好き」と言う練習をする恭也。
全然らしくない・・。
なんかこっちが恥ずかしくなってしまいました。
意外にかわいいな、恭也。
さんちゃんはとんだアクシデントに巻き込まれましたけど、ファーストキスじゃなかったという事実が驚きでした。
いつも冷静沈着、エリカのお姉さんみたいですよね。
さんちゃんは恋しないのかなぁ。