「オオカミ少女と黒王子」第4巻のネタバレと感想

八田鮎子先生のマンガ「オオカミ少女と黒王子」第4巻です。

別冊マーガレットで2011年7月号から2016年6月号まで連載されていました。

アニメ化されて、DVDも発売されています。

2016年には、二階堂ふみさんと山﨑賢人さん主演で、実写映画化されました。

どちらもおすすめです。

八田先生の新連載、「ばいばいリバティー」は第1巻が発売中!

マンガ「オオカミ少女と黒王子」第4巻のあらすじ

恭也との偽装カップルを解消したエリカは、日下部と向き合おうとしていた。

二人はホワイトデーに一緒に出かける予定を立てていた。

日下部に対して答えを曖昧にしたまま、先延ばしにしていることをさんちゃんに指摘される。

これでは恭也とやっていることが変わらない、はっきりしないと、と思うエリカだった。

 

ある日、エリカが怪我をして保健室にいると、恭也が入ってくる。

普通に会話をしていたが、日下部とどうなっているのか聞かれる。

早くその場を立ち去りたいと思っていたが、恭也に行く手を遮られる。

「あいつのこと 好きなのか?」

「好きになりたいと思っている」と答えるエリカ。

「自分のことはほっといてくれ」と言うのだった。

 

ホワイトデーのデート当日。

どことなく上の空のエリカを気遣う日下部だった。

二人が歩いている様子を偶然見かけた健は、慌てて恭也に連絡する。

 

「今日楽しかった?」「隣で笑っててくれてありがとう」と言う日下部に、エリカは想いに応えられない、恭也の事が忘れられないと打ち明ける。

そこへ健から連絡を受けた恭也が現れる。

「こいつのこと、返してもらうけど いいか?」

日下部は「今度はちゃんと大切にしてあげて下さい」と言うのだった。

恭也の行動が理解でいないエリカは、何故こんなことをするのか問い詰める。

「うるせー口だな」そう言って、エリカに突然キスをして口を封じる恭也。

わからない、はっきり言ってくれというエリカ。

「だから、世間一般でこういうのが好きってんなら、そうなんじゃねーの?」

照れながら答える恭也。

「じゃあ今度は 偽物じゃなくて、本物の彼氏に してあげてもいいよ」

ようやくエリカの想いは通じたのだった。

 

本当に付き合うことになった二人。

初めてのデートに出掛けることに。

張り切ってプランを立てるエリカだったが、恭也は全く乗り気でない様子。

エリカの提案をことごとく却下するのだった。

池でボートに乗りたいというエリカに、「一人で乗れ」と頑なに拒否する恭也。

一人ぼっちでボートに乗りながら、「自分のことを押しつけ過ぎた」「欲張りになりすぎていた」と、自分の非を反省する。

一方、恭也もエリカが戻るのを待ちながら、他のカップルの様子を見ながら考えていた。

戻ってきたエリカと仲良くたこ焼きを食べながら、ほんのちょっとエリカの気持ちを理解した恭也だった。

 

2年生になったエリカと恭也は同じクラスになる。

さんちゃんや、手塚とマリンも一緒だった。

新しいクラスの「神谷望」という男子が、やたらエリカに絡んでくる。

神谷と一緒にオリエンテーリングの実行委員をやることになってしまったエリカ。

彼女は作らない主義、いろんな子といろんな経験をしたいという神谷。

そんな神谷が全く理解できないエリカだった。

 

神谷は、エリカと恭也が付き合っていることを知ると、矛先を恭也に向け始めた。

恭也にしつこく絡む神谷。

エリカは恭也と神谷が仲の良い友達になりたいのだと勘違いして、二人の距離を縮めようと後押しする。

神谷は、いろいろな策を講じるも全く動じない恭也に、「ガッカリだ」と言うのだった。

 

日下部くんがあっという間に退場してしまいました…。

めちゃくちゃいい子だったのに、なんか残念。

本当にエリカが救世主となりましたよね。

これからは楽しい学校生活が送れるのではないかと。

そう思うとエリカの功績ってすごいのではないか。

ステキな彼女ができるといいなぁと願うばかりです。

 

こいつのこと、返してもらうけど いいか?

あんなに勝手なことしておいて、これはないでしょ。

でも許せてしまうのは何故…

こんな風に言われたら「はい、戻ります」って即答しそうだ。

行動的には強引だし、横暴だし、ありえない行動なのに、日下部くんは大人な対応でしたね。

「今度は大切にしてあげてください」なんて、どこまで優しいんだ。

いちばん混乱したのは、振り回されまくるエリカでした。

 

神谷望くん。

すごいキャラが登場してきました。

でも言っていることは、間違っているわけではないかなと。

自由に生きればいいと思うし、たくさんの女の子と遊ぶのもいい経験でしょう。

そういう生き方を他人に押し付けるのはだめだなぁ。

恭也の言う通り、「勝手にやれ」です。

 

神谷の恭也に対する言動、余計なお世話すぎて笑えます。

エリカも言っていましたが、「イケメンの思考回路コワイ」ですね。

なんだか恭也がまともに見えてきてしまう。

恐るべし神谷。

この子は今後も引っ掻き回してくれそうです。