「3月のライオン」第8巻のネタバレと感想

いよいよ宗谷名人と対決!マンガ「3月のライオン」第8巻です。

2017年3月18日、実写映画の前編が公開です!

アニメは毎週土曜23:00から、NHK総合テレビで放送中!

2017年1月25日には、Blu-ray&DVD第1巻が発売されました。

それでは、原作の「3月のライオン」第8巻の内容と感想をお届けします。

マンガ「3月のライオン」第8巻のあらすじ

記念対局、零は夢中で指し続けるも、宗谷名人に負けてしまう。

次の日、ホームで新幹線を待ちながら、昨日の対局を思い返す。

宗谷名人との対局は、他の棋士との対局とは全く違っていた。

2人でずっと真っ白い中にいるような、心地いいものだった。

言葉にしていないものが通じてしまい、こんな世界があるのかと思った。

自分は、何もこわくない所にいた。

 

台風で新幹線が止まってしまい、同じ車両に乗っていた宗谷名人に声をかける。

そこで零は全てを理解した。

宗谷は耳が聞こえないのだ。

零は宗谷を連れて、確保した宿にたどり着く。

 

宗谷との対局後、とりつかれたように棋譜を読む零。

それを見た島田は「楽しかったろ?宗谷との対局」と声をかける。

二海堂が退院したことを聞き、駆けつける。

零は、対局に勝利し元気そうな二海堂を見て笑ってしまう。

 

棋匠戦、島田八段と柳原棋匠の対局。

アウェー感漂う会場で、絶対にタイトルを奪うと言う島田八段。

柳原棋匠は他の棋士から託された期待というタスキにからめとられそうになっていた。

将棋を続けるか、引退するかの間で揺れる柳原。

俺から将棋をとったら 何が残るんだろう

棋匠のタイトルは手放してはならないものだと気付く。

激闘の末、柳原棋匠が勝利する。

 

宗谷名人の耳が聴こえていなかったというの、かなりショッキングでした。

あのミステリアスな風貌、すこしとんちんかんな受け答え、いつもひとりでいること、全てつながるんですねぇ。

 

零くんと宗谷名人の対局、独特の雰囲気でした。

―ですごいのはその後だ

桐山が感想戦が終わった時 一瞬自分の指を チラッと見たんですよ

ただ それだけなのに・・・

「そういうもんだよ」

感想戦、天才2人が醸し出す空気、

「そういうもんだよ」って言うだけなのに、宗谷名人なんかもうすごいかっこいい・・

 

先崎棋士のコラムにあったお話ですが、「なぜ悪手を指してしまうのか」。

悪手には、

  • 難しい局面において、考え込んだ挙句に指してしまうもの
  • ごく簡単な局面でうっかり悪手を指してしまうというミス

この2通りがあるそうです。

後者の場合はとにかく腹が立って、その局面が頭から離れず眠るのも大変だと。

「棋士」という職業、ものすごいメンタル面での強さが必要なんだなと改めて思います。

そんな世界で棋匠のタイトルを持ち続けてきた柳原棋匠、タスキの重さは相当なものだったと思います。

「重さのおかげで、ここまで逃げずに来れた」という棋匠の言葉、ずっしり重いです。

 

前巻で、対局中に隈倉九段がケーキをものすごい勢いで食べてたり、宗谷名人がブドウ糖を何個も飲み物に入れていた場面がありました。

まぁマンガだし、と思っていたら実際ある話でした。(先崎棋士のコラムをちゃんと読んでいませんでした)

それだけ脳を使っているという事ですよね。

そんなに脳を使ったことないからわかりません・・それゆえ棋士さんって、本当にすごい人たちなんだなと。

東大卒の方など、高学歴の棋士さんもたくさんいるらしいです。

 

第8巻のおいしいもの。

トロットロの角煮!

「こってりトロつや~」という表現だけで、なんと美味しそうなことか!

100グラム58円の豚バラ、まだ出会ったことがありません。

「580円で家族で食べ放題」、なんて家計に優しいステキなおかずだこと。

豚バラブロック肉、買いに行こうと思いました。

羽海野先生、なんでこんなおいしそうに描けるんだろう。

もちろん卵は「川本家 半熟玉子 絶対成功マニュアル」にそって茹でます!