いよいよ実写映画公開間近!マンガ「3月のライオン」第9巻です。
前編は3月18日、後編は4月22日に公開です。
主演は神木隆之介さん。
アニメもとても面白いです!
毎週土曜23:00から、NHK総合テレビで放送中です。
それでは、原作の「3月のライオン」第9巻の内容と感想をお届けします。
マンガ「3月のライオン」第9巻のあらすじ
ひなの学校では、いじめ問題が解決しようとしていた。
高城の根本的な部分を変えようと、臨時担任の国分が話す。
「お前が何にもがんばれないのは、自分の大きさを知ってガッカリするのがこわいからだ」
自分の事がわかってくれば、やりたいことも見えてくる、それだけは先生が保証すると。
零は、進路に迷うひなを「将科部の流しそうめん」に誘った。
楽しそうにする零を見たひなは、この高校を受験してみようかと思う。
零に教えてもらいながら受験勉強に励むひな。
心の中では自分が私立高校に行ってもいいのか、少し迷っていた。
三日月堂の屋台で、お金を稼ぐ大変さ、和菓子ひとつにどれだけの手間と時間がかかっているか、知ってしまったからだ。
そんなひなの背中をおじいちゃんが押す。
ある日、ひなの勉強を見てあげていた零は、高橋くんが四国の高校に行くことを口にしてしまう。
ショックを受けたひなの顔を見て、言ったことを後悔する零。
同時にまだひなが高橋くんのことを想っている、と知るのだった。
ひなは無事、高校に合格する。
零はひなにお礼を言われながら考えていた。
自分の心の舵を しっかり握って 放さない彼女に
僕は 自分の中には無かった 光を見つけた
僕の 一部分は 間違いなく
あの日 彼女に 作ってもらったんだ
名人戦第2局、宗谷名人と土橋九段の対局。
どちらも一歩も譲らず、長い戦いとなった。
対局は宗谷名人が勝利する。
土橋九段の両親は名人戦のビデオを見ながら、これまでのことを思い返していた。
本人が気落ちしているだろうと心配していたが、落ち込むどころか更に前向きになっている姿を見てホッとする。
解説を担当した藤本棋竜は、「大した棋士だ」と土橋九段を称えた。
3月のライオンに出てくる棋士の方々は、それぞれ個性的で特徴があふれています。
その中でも今回9巻に、とびぬけたキャラが登場しました。
滑川棋士。
全身いつも黒づくめ
演技の悪さが服を着ているような男
「立てば不吉」「座れば不気味」「歩く姿は疫病神」
―棋界一番の疎まれ者
滑川臨也 七段 35歳
不気味すぎです。
黒スーツにオールバック、実家は葬儀屋。
顔が不吉すぎて、長男なのに継がせてもらえなかった、という完璧な設定。
ちょっと暗がりで読んでいたらゾゾーッとしてしまいました。
でも実はいい人なんじゃん!?って思わせる一面があるから「不気味」の一言で片付けるのは申し訳ないと思った次第です。
きっと僕 人間が大好きなんです
あるがままの姿を見せてくれる対局相手を 心から愛しく思ってしまうからです
僕の方から好きなのであれば それで十分幸せです
ひなちゃん髪を切って、ますます可愛くなりましたね。
色っぽさからは随分遠ざかったように思いますが・・
おじいちゃんは「ひなか?座敷わらしかと思った!!」なんて言うし。
モモがこけし持ってきたり、あかりおねいちゃんが缶入りドロップ持たせようとしたりするの(ほたるの墓?)笑えました。
髪型に失敗するって、乙女には重大事件ですから、そのあとの零くんが心の底から「いい!」って褒めたのは救いです。
なかなかやるな、零くん。
第9巻の「おいしいもの」はコレ!
川本家伝説の「甘やかしうどん」なるもの。
ぷわっぷわに煮込まれた とろける天ぷらに
更に となりに じゅわっとお汁のしみた あま~~いおあげさん!!
「おいしいもの」のとなりにまた「おいしいもの」っっっ!!
ただの夜食のうどんなのに、なんでこんなにおいしそうなのー!
羽海野先生の擬音の使い方が絶妙なんだなぁ。
天ぷらが「ぷわっぷわ」とか、おあげが「じゅわっと」とか。
第10巻は何が出てくるでしょうか。