いよいよ佳境に入りました!「アオハライド」第12巻。
「アオハライド」12巻のあらすじ
やっと唯と会って話をする機会を得た洸。
もうそばにいてあげられないと唯に告げます。
結果として唯を傷つけることになってしまった、そうまでして決めた自分の想いを、いよいよ行動に移します。
洸の本格化したアプローチに翻弄される双葉。
そんな中、冬馬のバンドがクリスマスライブをやることに。
双葉をイメージして作詞した曲を演奏するから来てほしいと約束をします。
これまでとは打って変わって直球で攻める洸。
双葉は「洸なんか特進クラスに戻ればいい」と拒絶します。
そう言っておきながらも、家に戻ると洸のことばかり考えてしまい、自分の中から洸のことを「消したくない」という想いを声に出してしまいます。
自分の心の声を聞いた双葉は、ついに冬馬と別れることを決めます。
別れ話をされた冬馬は、双葉と向き合おうと話し合った時点でこうなることを予想していたと言います。
毎日怖くて苦しかったけれど、終わりにしたくなかったと。
そして2人は別れます。
冬馬と別れた双葉は、その後どう行動してよいかわからないままクリスマスを迎えます。
アルバイト中に双葉を見かけた洸は、思い切って電話をして、2人で会う約束をします。
7時に「三角公園の時計のとこ」。
8時になっても待ち合わせ場所になかなか来ない洸、いくらなんでも遅すぎると心配になります。
その時、携帯電話に洸からの着信が。
電話に出ると、洸ではなく田中先生でした。
洸が事故に遭い、病院に運ばれたことを知った双葉は、急いで病院に駆けつけます。
重体だと思っていたのは間違いで、明日にでも退院できるとわかりホッとする双葉。
病室でようやく2人はお互いの気持ちをを伝え合います。
遠回りをして、他人を傷つけてしまった分、やっと通じた気持ちを大切にしようと心から思うのでした。
ここで12巻は終了です。
やっと2人の気持ちが通じ合いました!
めでたいとしか言いようのない12巻です。
とは言え、唯との別れ、冬馬との別れという切ない場面も満載でした。
まぁ予測していたことなので、「どういう別れ方」かなという興味がありました。
唯はどんどん強くなっていく洸の気を引くことに、意地になっていただけだったと気付きます。
これから唯も過去を乗り越えて、幸せになって欲しいですねぇ。
冬馬も当て馬らしいフラれ方でした(って言ったらブーイングでしょうか)。
吉岡さんは気付いてたかな・・
一度も俺に「好き」って言った事なかったって事
きっと気付いてないんだろうな
あいつより好きになって欲しかった
たったそれだけが 一番難しかったね
アオハライド12巻より抜粋
ここは泣けましたねー。
冬馬に感情移入してしまいました。
終始本当にやわらかくて優しい表情の冬馬だから余計に。
やっぱフラれるって辛いことです・・
洸が事故に遭うのですが。
正直、「あーそうきちゃったかー」と思ってしまったんです。
でもこれ、咲坂先生の実体験に基づくものでした。
13巻のコラム欄で先生が書いていらっしゃいます。
高校生の時、付き合っていた彼氏と待ち合わせをしていたら、1時間たっても彼が来ない。
しばらくすると、彼の父親が来て、彼が事故に遭ったことを告げられたそうです。
この事故の状況がまた、細かい面白エピソード満載なのです。
それは13巻を読んでみていただければと。
それにしてもレアな体験ですよね。
そうそう無いです。こんなこと。
最後の方は、もうラブラブな二人をあたたかく見守りましたよ。
なんだか完結した感があって、いよいよラスト13巻はどうなるのかな。
と気になります。