「アオハライド」6巻の感想をお届け」します。
「アオハライド」6巻のあらすじ
文化祭です!
長崎にいた頃の同級生が文化祭に遊びに来た、というところで5巻が終わりました。
同級生の名前は「成海唯」。
双葉が知らない、洸の中学時代を見てきた人。
「なるみ」「洸ちゃん」と呼び合う2人に双葉は気が気じゃありません。
双葉は菊池が出演するライブを見に行く約束をします。
それを知った洸も気になって、唯を連れて一緒にライブを見に行きます。
ライブ中、双葉と洸が「事故チュー」するという事件が起こりますが、その後本気モードのキスをします。
双葉は「どういうつもりでしたのか」と、洸を問い詰めます。
しかし答えを聞く前に、途中で唯の話を出してしまい聞くことができません。
そのことが原因で、2人の間に距離ができます。
その後、長崎の友達からの電話で、唯が母親との同居を拒否されたことを知ります。
唯の家庭環境に同情した洸は、家に帰れず公園にいる唯のところに駆けつけます。
そして、自分が「唯の泣ける場所」になってあげようと考えます。
双葉への想いは断ち切ると決意したかのように、双葉の名前が書かれたノートのページを破り・・
その後どーすんの?
というところで6巻は終わりです。
少女マンガの王道「文化祭」は波乱の連続でしたね・・
リアルでも多い「後夜祭で告白」パターンか?と思いきや、全然違う方向に行きました。
まず成海の策士っぷりに驚愕です。
まぁ、こういう子が出てこないと面白くなりませんからねぇ。
でもバックには「複雑な家庭環境」という事情があって、なかなか悪者扱いしにくいな・・という感情にもなりました。
もっとアオハライドの主人公世代の時に読んでいたら、主人公ガンバレ、悪者どっか行け!的な読み方をしていたと思うんですよ。
大人になって少女マンガ読むと、それぞれの登場人物に感情移入して、それぞれを平等に見るというか。
ここでも「お母さん目線」なのか?
例えばですよ。
行き場のない唯には洸が必要であって、双葉にも洸が必要かもしれないけれども、菊池くんという想ってくれる人のところへ行けばよい。
これを平和的解決とみるかどうか。
これやっちゃうと少女マンガとして成立しなくなるのでダメですけど。
「2番目に好きな人と結婚する方が幸せになれる」とか、どっかで聞いた事思い出しました。
「想われている方が幸せ」とか言ったりしますよねぇ。
(いざ結婚するとどーでもよくなりますが)
話がそれました。
第6巻 個人的ピークその1
まずは「事故チュー」の後、教室での本気チューですね。
咲坂先生、絵がキレイだよー。
ずっと見ていたい。
学生時代に読みたかったー。
(私事ですが、マンガを買うこと自体を禁じられていた為、私のアオハ(青春)時代には「マンガ」という文字がありません。大人になってその反動がきたんだな。)
中高生の女子は、こういうの読んで憧れるんだろうなぁ。
自分に娘がいたら心配になっちゃうかも。
第6巻 個人的ピークその2
小湊のアツい友情を感じました。
唯のとこに行こうとする洸を必死に止めていました。
あと、悠里と修子も。
普段ふんわりした悠里が、双葉に対して強めにモノ言うなんて珍しい。
友達ってほんといいよなぁ、大事にしなきゃなぁと思える6巻でした。
洸は本当に成海のところに行ってしまうのか・・気になる!