マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」1巻のネタバレと感想

咲坂伊緒先生の新連載「思い、思われ、ふり、ふられ」第1巻です!

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」1巻 PIECE1のあらすじ

市原由奈 この春から高校生になる。

中学の仲良しだった友達、さっちゃんが引っ越してしまう為、見送りに出掛ける。

さっちゃんのことを考えながら歩いていると、見知らぬ男の子に肩を掴まれる。

初恋相手、絵本の王子様に似ているその人は、「ウンコ、そのまま歩くと踏むよ」と言い、去って行った。

 

山本朱里 由奈と同じく、この春から高校生。

駅で切符を買おうとして、財布を忘れた事に気付く。

声をかけやすそうな由奈の肩を掴み、遠くに行ってしまう知り合いを見送る為にお金を貸して欲しいと頼み込む。

明日またここに返しに来る、と約束してお金を貸す由奈。

 

次の日、朱里は由奈にお金を返す。

家が同じ方向で、一緒に帰ることになった2人。

同い年で、高校も同じことが判明する。

朱里は、話しかけても全くしゃべらない由奈を不思議に思うのだった。

 

そうこうしているうちに朱里の家に付く。

すると、しゃべらなかった由奈が口を開く。

「ごめんなさいっ。本当は私もここに住んでるんです!!」

由奈は自分の住所を調べられたのか、朱里は本当は悪い人じゃないのか、警戒していたのだった。

自分が嫌われていると思っていた朱里は一安心。

由奈の部屋でおしゃべりすることに。

 

恋愛漫画が好きな由奈。

夢中になって朱里に漫画の説明をする。

自分を見つけて好きになってくれる、運命の人を待っている、と言う由奈。

何もしないでそういう人が自動的に現れるなんて、ムシのいい話しだ、と言う朱里。

恋に奥手なコっているけど ここまでとは…

と思う朱里。

朱里ちゃんはきっとまだ 本当の恋をした事ないんだ

と思う由奈。

 

そこに由奈の幼なじみ、乾和臣が現れる。

「幼馴染みっ。これこそ漫画でよくあるやつじゃん」と言う朱里。

由奈は和臣をそんなふうに思った事ない、と言うのだった。

 

初登校すると、由奈と朱里は同じクラスだった。

和臣も同じクラスに。

由奈は、学校で絵本の王子様に似た男の子を見かける。

彼もまた、同じ高校の1年生だった。

 

放課後、朱里が来るのをひとり待っていると、例の王子様が現れる。

「こないだコンビニにいた人だ。そん時朱里のブレスレット着けてたよね?」

「朱里にお金貸してくれた人でしょ?」

そう言われ、由奈は彼が朱里の彼氏だと思い込むのだった。

 

今度は朱里に誘われ、家に遊びに行く由奈。

玄関に出てきたのは、さっき会ったばかりの王子様だった。

驚く由奈。

「あれ弟だよ」と朱里。

由奈の反応を見て、由奈の言っていた「王子」が弟のことだったと悟る。

朱里ちゃんの彼氏じゃないって 分かった瞬間

心が晴れてく感じがした

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」1巻 PIECE2のあらすじ

朱里の弟、理央。

正直、理央の事は胸張って

由奈にオススメ出来るタイプじゃないんだけどなー

手に負えないっていうか ハードル高いっていうか…

悩む朱里。

 

学校で理央の事が気になる由奈。

一方、朱里は和臣も由奈を何とも思っていなそうなことにガッカリ。

帰りに偶然和臣と遭遇する。

「由奈は自分に自信がない」と聞いた朱里。

由奈がこれ以上自信を無くしてしまうかもしれないと思い、理央がメンクイであることを伝える。

 

朱里の気持ちとは裏腹に、由奈は理央のことが気になって仕方なかった。

理央の事を思い出してはドキドキしてしまう。

もし 好きになっちゃったら

その瞬間

失恋決定ってことだもん

自分に言い聞かせるのだった。

 

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」1巻 PIECE3のあらすじ

もし私に自信があったら

自分の気持ちをちゃんと

見つめることが出来るのかな

由奈は、理央が他の女の子と仲良くするのを見ては、イライラモヤモヤしていた。

そんな中、朱里が彼氏と別れる。

別れたばかりでも平気でいられる、朱里のドライな反応に、驚く由奈。

朱里ちゃんの恋愛の仕方は軽薄で

そういうのって なんかよくない気がする

そう思っていた矢先、朱里がバイト先の男の子と噂になる。

遠恋の彼氏と別れる前から

他の男のコに気が行ってたってことじゃん…

あっちもこっちもなんて そんなのズルだよ

朱里に対してイライラする由奈。

しかし、和臣から聞いた話で、朱里はドライなんかではなく、傷ついていたことを知る。

更に、自分のイライラの原因は、恋に積極的な朱里が羨ましいからだと気付く。

 

朱里と話をするために、和臣とバイト先に向かう由奈。

偶然、噂になっていたバイト先の男と朱里の会話を耳にする。

噂はガセだった。

謝る由奈。

由奈は、朱里が自分に自信があるから、いろんなことが平気なのだと思っていたが、悲しい気持ちを表に出す方法を知らなかったのだと知る。

 

次の日、由奈は朱里の誤解を解くために、噂の元となったバイト先の男の彼女、岡崎のところに行くも、取り合ってもらえない。

「朱里ちゃんに謝って。事実じゃない事で、朱里ちゃんを責めたのを謝って!」

必死に訴える由奈。

そこに朱里が現れ、場を収める。

 

私達の価値観は 全然違うけど

それでもずっと 友達でいようね

理央は由奈に「朱里をかばってくれてありがとう」、とお礼を言う。

由奈は、ついに理央への気持ちが恋だと自覚する。

 

マンガ「思い、思われ、ふり、ふられ」1巻 PIECE4のあらすじ

由奈は朱里に自分の気持ちを打ち明ける。

「私はただ好きでいるだけでいい」と言う由奈。

その気持ちには、すぐにほころびが出る、でも今は由奈の初恋を見守りたいと思う朱里だった。

由奈は、理央が今までで一度だけ、本気で好きになった人がいる、その人は告白する前にいなくなった、という話を聞く。

 

朱里のおかげで理央と話が出来て嬉しい、と朱里にお礼を言う由奈。

「好きな人としゃべるのって、こんなに嬉しいもんなんだねー。私初めて知ったよ」

そう言う由奈を見た朱里は、自分に何か出来ないか考える。

そして、由奈のために家で勉強会をすることに。

 

3人は理央の部屋で勉強を始める。

朱里はコンビニに行くと言って、理央と由奈は二人きりに。

「由奈ちゃんはいつ好きな奴に告白するの?」と訊く理央。

告白はしない、告白できない理由があると答える由奈。

フラれると分かってるのにあえて告白する意味も勇気もない、と言う由奈に理央が反論する。

「そういうのって「告白できない」って言わない」

「しないのと出来ないってのは違う。俺の場合とは違う」

 

話をしているところに、慌てて母親が部屋に入ってくる。

コンビニから帰って来た朱里は、ただならぬ空気に気付く。

「え?なに、どーしたの?」と訊く。

「俺と朱里がふたりで部屋にいるのかと思って、心配しちゃったみたい」と言う理央。

 

「いい加減にしてよっ。

お母さんが考えてるような事、理央は絶対しないってば!

そういうのほんとうっとおしい。

それでなくても、お母さんに心配かけないように

私と理央が、普段どれだけ気を遣ってると思ってんの!?」

まくし立てる朱里。

「結局お母さんは、自分の事しか考えてないんじゃん!

そんなに心配なら、なんで理央のお父さんと再婚なんかしたの」

 

朱里と理央が本当の兄弟じゃないと知った由奈。

理央が告白できなかった相手は、朱里なのでは?と思うのだった。

 

感想

大好きな咲坂伊緒先生の新連載です!

これまでとは違ったテイストで新鮮です。

W主人公って珍しい。

 

家庭の事情っていろいろあると思うのですが、同い年の連れ子(しかも年頃の)で再婚するなら、子供は違う学校にできないもんかな…。

朱里が母親に怒ってましたが、当然だなと。

(まぁ漫画なのでいいとして…)

 

由奈と朱里の性格が正反対なのも面白いし、和臣も不思議系?で、理央はいろいろ抱えていそうなメンクイで…この4人がどう絡んでいくのか。

わりとゆっくり進んでいく感じでしょうか。

まだ1巻ですしね。

これからどんどん展開していくことに期待です。