マンガ「ヒロイン失格」3巻のネタバレと感想

2015年に映画化!幸田もも子先生のマンガ「ヒロイン失格」3巻です。

マンガ「ヒロイン失格」3巻 第9話のあらすじ

王道ヒロインをめざすはとり。

利太にアピールしようとするが、チャンスがないまま、キャンプの日が訪れる。

王道ヒロイン続行中、調子に乗ったはとりは、他の女子に絡まれている女子を救う。

その子の名前は弘光萌、廣祐のいとこだった。

萌はお礼に利太と上手くいくよう協力すると言う。

初めはありがたく思っていたが、利太に急接近する萌の行動を不審に思うはとり。

しばらくすると、萌は「寺坂くんのこと好きになっちゃったみたい」、と打ち明けるのだった。

 

マンガ「ヒロイン失格」3巻 第10話のあらすじ

萌の裏切りに驚くはとり。

近くで話を聞いていた廣祐は大爆笑。

萌には、「友達の男を片っ端から好きになる」というクセがある、と知る。

廣祐は散々はとりを煽り、「失恋したらいつでもおいで」、と笑って言うのだった。

はとりは利太に直接、萌の事をどう思っているのか聞きにいくも、まんざらでもない様子。

ヤバイと思い、今度は安達に「萌が利太を狙っている」と忠告しにいく。

「自分の寺坂くんへの想いだけ、見失わないようにすればいい」

王道ヒロインらしい事を言う安達。

その後もガンガン仕掛けてくる萌に、やり込められるはとり。

王道ヒロインになれっこない、とすっかりやる気を無くしてしまう。

そんな中、安達は「利太に気持ちだけ伝えたい」と言う萌に、肝試しのペアを譲る。

「利太を信じている、もし利太が萌を選んでも仕方ない」、と言う。

ふざけんなよ、とはとり。

「安達さんが王道ヒロインだってんなら、あたしは邪道ヒロイン極めてやんよ」

そう言ってはとりは萌のもとへ。

「利太のことは好きじゃなかったかも」、と言う萌。

散々振り回されて終わるのだった。

 

マンガ「ヒロイン失格」3巻 第11話のあらすじ

夏休み、安達は短期留学でメキシコへ行くことに。

何も話を聞いていなかった利太は不機嫌。

はとりはこれを又とないチャンスだと考えていた。

中島は、はとりにはギャップが足りない、意外性を作れ、とアドバイスする。

夏休み中、利太には一切連絡せず、不安にさせたところで、花火大会に誘う、という作戦を提案。

はとりは実行に移す。

 

1か月間、利太からの連絡は全くなく、不安なはとりを更に廣祐が煽る。

ついに利太を花火大会に誘い、当日がやってくる。

早速ギャップ効果が表れていると感じるはとり。

二人で花火を観ているところに、廣祐が現れる。

はとりのことを好きでもないのに、生かさず殺さず期待させておくなんて、残酷だと言い放つ。

 

利太ははとりに、「いい加減彼氏を作れ、お前の気持ちなんか信じてない」、と言う。

自分のことを知ったら、みんなどうせ去って行く。

寂しそうな利太に、はとりが言う。

夏休み、本当は会いたかったけど、計算で会えなかった、これからは絶対に利太を一人にしない。

「ひとりよがりだろーがなんだろーが、一生あたしつきまとうからね」

「はとりって、こんなに優しかったっけ」、と利太が呟く。

 

マンガ「ヒロイン失格」3巻 第12話のあらすじ

利太は突然、はとりにキスをする。

「は?」

キョトンとするはとり。

花火大会は終わり、二人は手を繋いで帰る。

 

利太は自分の行動を悔いていた。

一方、はとりは利太に会いたい気持ちが抑えられず、家の近くまで行ってしまう。

外に出てきた利太と話をするはとり。

利太が自分の気持ちに迷っていると感じ、チャンスとばかりにデートに誘う。

あとひと押し、というところで帰国した安達が登場する。

安達を送って戻ってきた利太が言う。

「このまま一緒にいたら、おまえの事 好きになってたかもしれねぇ」

「それはただ、側にいてくれるやつなら、誰でもいんじゃねーかって、正直わかんねんだ」

話を聞いた中島は、「結局逃げられている」、と言う。

そして利太に、「ダサい真似だけはすんな」、と忠告するのだった。

 

感想

利太がはっきりしなくて、ちょっとイライラしました。

はっきりしないというより、はとりの気持ちを弄んでる?

でも、はとりからすると、それでもいいから接点が欲しい、ってなっちゃうんでしょうね。

キープでもいいと。

読んでる側からすると、廣祐の言い分がごもっとものような。

「無条件で好いてくれる存在を手放せない」

はとり、都合のいい女になってしまう。

安達がいるのに、はとりの気持ちを知ってて、二人で花火大会はダメだし。

ましてやキスとかダメ過ぎる。

これではとてもじゃないけど、はとりが次に行くなんて無理そうだなぁ。

利太自身、最後は反省しているようでしたが…