マンガ「ヒロイン失格」4巻のネタバレと感想

2015年に映画化!幸田もも子先生のマンガ「ヒロイン失格」4巻です。

マンガ「ヒロイン失格」4巻 第13話のあらすじ

はとりの告白に、利太は決定打をくださなかった。

首の皮一枚つながったとばかりに攻めるはとり。

利太は「逃げないから、少しだけ時間が欲しい」と言う。

 

一方安達は、花火大会ではとりと利太が手を繋いでいた、という噂話を耳にする。

廣祐やはとりにそれとなく探りを入れる安達。

利太は、本当のことを話した方がいいのではないかと悩んでいた。

そしてついに、花火大会でキスをしたことを打ち明ける。

「松崎さんの事、好きなの?」という安達の問いに、「わからない」と答える利太。

 

2人は距離を置くことに。

それを知ったはとりは内心大喜び。

 

マンガ「ヒロイン失格」4巻 第14話のあらすじ

事実を知った安達は、心労のあまり倒れてしまう。

保健室に駆けつけた利太。

「俺のせいだ、ごめん」と謝る。

「寺坂くんは、ヒーローみたいだった。寺坂くんが居たから私は変われたの。寺坂くんを失ったら私、何にも無くなっちゃう」

安達の言葉を聞いた利太は決断する。

廊下で待っていたはとりに言う。

「オレ やっぱり、安達の側にいる」

「利太はちょっとでもあたしを好きじゃなかったの?」というはとりの問いかけに、無言のままその場を去るのだった。

 

マンガ「ヒロイン失格」4巻 第15話のあらすじ

利太にフラれて傷ついたはとりを、廣祐が慰める。

「はとりちゃんが泣いてたら、オレ いつだって飛んでくのに」

中島は、廣祐に「はとりにどういうつもりで絡んでいるのか」訊く。

「寺坂くんへの嫌がらせで、はとりちゃんに、本気になっちゃおーかなーっと思って」

それを近くで聞いていた利太の心中は穏やかではなかった。

「はとりに関わんのはやめてくれ」、と廣祐に頼む。

廣祐は、「寺坂くんこそ、もーはとりちゃんから手ぇ引いたら?」と言うのだった。

「オレとはとりちゃんって、まだ 別れてないって 知ってた?」

突然言いだす廣祐。

「は?」「え?」

戸惑うはとり。

利太を好きでいる理由が無くなった、と泣き出すはとりを慰める。

 

そんな中、廣祐の元カノ、えみが現れる。

誰かに下手に出る廣祐を、初めて見るはとり。

廣祐がえみにフラれたと聞いて驚く。

同時に、自分から振ったくせに、デリカシーの無い言葉を口にするえみに対しても驚いていた。

「自分にとってえみは特別な存在だった、ガキにしか見てもらえなかったのも辛かった、それから自分のことが好きになれない」、と話す廣祐。

廣祐の気持ちを知ったはとりは言う。

「弘光くんフッたこと、いつかぜったい後悔するから、あのおばさん!!」

「だから 弘光くんは、全然自信もっていーから!!」

 

マンガ「ヒロイン失格」4巻 第16話のあらすじ

「オレが 本当に好きなのは、もうずっと はとりちゃんだけだよ」

廣祐に告白されて、こんなに簡単に利太への気持ちを捨てていいのか、と思いながらも心動いたはとり。

廣祐のことを好きになり、テンションが上がるはとりだったが、廣祐が女とイチャついているところを目撃してしまう。

「いーよ 弘光くんが、チャラいのは 知ってたし」

強がってみせるも、ショックを隠せないはとり。

とことん自分は幸せになれないんだ、と雨の中落ち込んでいると、廣祐が現れる。

「はとりちゃんといると、楽しいんだよね。頭でわかってるのに、コントロール出来ないとしたら、どーかしてるだけなんだよね」

「なーんでオレ こんな事してんだろね。オレさ 今 わざと、はとりちゃんにハマってみたいのかもしれない」

雨に濡れながら、廣祐が思いもよらない告白をするのだった。

 

感想

安達さん、これまで色々と綺麗事言っていましたが、いざ利太が離れていきそうになったら全然だめでしたねぇ。

これが正常の反応だろうな、と思います。

ここぞとばかりに、はとりが浮かれすぎているのはどうかと思いましたが…中島に同感です。

 

弱っている安達さんの側にいると決断した利太の気持ち、わかります。

仮に安達さん無視して、はとりを選んだとしたら、利太最低!って読者全員敵に回しそうだ。

もうはとりは廣祐と幸せになればいいのにーと思ってしまう。

今後は、ちゃんとはとりと向き合うことで、チャラさが無くなっていくのではないかと期待してます。