「ひるなかの流星」第10巻のネタバレと感想

やまもり三香先生のマンガ「ひるなかの流星」第10巻です。

2011年から2014年まで、マーガレットで連載されていました。

2017年3月に実写映画公開です。

やまもり先生の新連載、「椿町ロンリープラネット」もおすすめです!

マンガ「ひるなかの流星」第10巻のあらすじ

早朝、馬村の自宅に走るすずめ。

告白の返事をする為だった。

馬村を前に、正直な気持ちを話す。

先生といる時と、馬村といる時は全然違うということ。

馬村といる時の気持ちが恋かどうかはわからないということ。

先生といる時の気持ち、馬村といる時の気持ち、二つを比べること自体が間違いなんじゃないかということ。

自分が接しているのは全く違う2人なのだから、同じ気持ちになる方が不自然だということ。

「全力で 馬村の方を向く 努力をする」

「それでもいいなら 私と付き合って下さい」

そう言ったすずめに、「今まで以上に大切にする」と答える馬村だった。

 

次の恋に一歩踏み出したすずめ。

みんなの祝福を受ける。

すずめと馬村が付き合い始めたことを、ゆゆかから聞いてショックを受ける獅子尾先生。

その様子を見たゆゆかは、先生がまだすずめのことを好きなんじゃないかと疑いはじめる。

 

すずめは付き合っていることをうっかり諭吉おじさんに知られてしまい、自宅に馬村を呼ぶことに。

当日、馬村と二人になった諭吉おじさんは、すずめのことをどう思っているか尋ねる。

すずめのことを真剣に考えているとわかった諭吉おじさんは安心する。

こっそり陰で話を聞いていたすずめ。

馬村が思ってくれる価値のある自分になりたいと思うのだった。

 

体育祭のリレーを走ることになった馬村に、はちまきを作ろうとボランティアを買って出たすずめ。

集合場所に行くと、そこは獅子尾先生のクラスだった。

一心不乱にポンポンを作り終え、帰ろうとするところを獅子尾先生に抱き寄せられる。

「はなしてください」というすずめに、「いやだ」と言う先生。

 

獅子尾先生は自分のしたことを悔いていた。

そこへつぼみが登場する。

落ち込む先生にズバズバ言うつぼみ。

あまりに当たっていて、ぐうの音も出ない獅子尾先生。

つぼみに「プライドをすててみたらいい」と言われる。

 

先生がなぜあんなことをしたのか、屋上で思い悩むすずめ。

たまたま現れた獅子尾先生と鉢合わせしてしまう。

逃げるすずめを呼び止める先生は、昨日の行動について理由を言った。

「オレが 君を すきだから」

 

馬村くん本当に良かったね!の10巻でした。 

オレ 今ちょっと くえねぇわ

胸がいっぱいで朝ご飯が食べられないだなんて、もうこっちまで胸がいっぱいですよ。

すずめの話の展開が、お断りパターンを予測させてからの大どんでん返し、でしたから。

こっちがハラハラしてしまいました。

電柱に頭をぶつけて「夢じゃねぇ」って確認。

お前は恋する乙女か・・可愛すぎる。

もうそれほどに嬉しかった、というのが伝わってきて、こっちまで嬉しいです。 

 

どっちから告ったわけ!?

馬村!?すずめちゃん!?

こういう教室での女子トーク、楽しいですよねぇ。

自分のことは恥ずかしいけれど、他人の事でキャーキャー盛り上がるのは最高ですよ。

つるちゃんとかめちゃんにとっては、すずめと馬村だなんて想像してなかっただろうから、それは盛り上がってしまうでしょう。

 

まぁ 今は こうしてるだけで 充分なんで

諭吉おじさんにすずめのことを聞かれた馬村が答えるシーン、切なかったです。

すずめの気持ちは自分の方に半分しか向いていないとわかっていて、すずめが幸せなら自分は身を引いてもいいと。

こんなこと言える男子高生いますか!?

馬村のお父さん、いい子供の育て方したんだなぁと思いました。

子供の為に、出勤前に朝からフレンチトースト作っちゃうお父さんですからね。

すてきなお父さんです、見た目も。

 

それに比べて、獅子尾先生何やってんの・・でした。

自分でも言ってましたよね。

人として 本格的に アウトだろ

覚悟が足りない

その通りだよ先生・・

 

つぼみさんがグサグサ指摘していましたが、獅子尾先生にはつぼみさんのようなタイプが合っているのでは・・今更思うのでした。

ついに先生の気持ちを知ってしまったすずめ、どうするのかなぁ。