「ひるなかの流星」第11巻のネタバレと感想

やまもり三香先生のマンガ「ひるなかの流星」第11巻です。

2011年から2014年まで、マーガレットで連載されていました。

2017年3月に実写映画公開です。

やまもり先生の新連載、「椿町ロンリープラネット」もおすすめです!

マンガ「ひるなかの流星」第11巻のあらすじ

あの日 きみを 抱きしめたのは

オレが 君のことを 好きだからだ

獅子尾先生の言葉を信じることができないすずめ。

「本当のことを話す」と言う先生の言葉を遮って、急いでその場を立ち去る。

 

話を聞いたゆゆかは、「馬村に余計な心配をかけるな」と釘をさす。

運動会、馬村と獅子尾先生はリレーのアンカーとして一緒に走ることに。

「すずめに気持ちを伝えた」と馬村に話す獅子尾先生。

互いに負けない、譲らない(すずめのことを)と闘志を燃やすのだった。

勝負は僅差で馬村が勝利した。

 

皆川先輩は借り物競走でゆゆかと走ることになり、そのまま流れでゆゆかの気持ちを聞き出す。

皆川先輩を避け続けていたのは、嫌いだからではなく、好きだからだと言うゆゆか。

やっと気待ちが通じた二人は付き合うことに。

 

パン食い競争で足を痛めたすずめ。

それを見ていた獅子尾先生は、すずめを保健室に連れて行き手当てする。

再度、自分の気持ちを伝えようとする先生に、「それ以上言うな」と拒否するすずめ。

すずめを探していた馬村は、保健室の外で偶然このやり取りを聞いてしまうのだった。

 

夏休みに沖縄で行われる体験学習に参加することになったすずめたち。

最初は行かないと言っていた馬村も、すずめに誘われて行くことにしたのだった。

 

獅子尾先生がすずめに本当の気持ちを伝えようとし始めて、またも色々こじれてきました。

主にこじれているのはすずめの気持ちですが。 

今更 そんなこと

深い傷を負って、ようやくかさぶたになりかけていたのに、また剥がされた・・という感じでしょうか。

まったく、すずめの言う通り「今更 そんなこと」ですよ。

すずめ自身が動揺し、混乱していることを、ゆゆかと馬村はわかっていました。

この二人は本当に鋭い。

馬村はすずめが誰のことで悩んでいるかわかっているのに、それでも自分が力になってあげようとするところ、見ていてとても切ないです。

 

運動会、借り物競走のお題が「女子」っていいですね。

実際あったら盛り上がるだろうなぁ。

ゆゆかのツンデレ告白はたまんなかったです。

他に好きな人もできてない

避ける理由は「大嫌い」じゃない方・・・

かわいいよー。

最後までブレることなくツンデレでしたね。

 

獅子尾先生と馬村のリレー対決はカッコよかったです。

特に、すずめにハチマキを渡された馬村が、「かんたんにはなさねぇよ」って言うシーン。

獅子尾先生は、走る前に馬村に挑発するようなこと言って、またまた大人気ないわ・・・と思いましたが。

本気の戦いって感じでしたね。

それと同じくらい、すずめのパン食い競争の本気度がすごかった。

コマの隅っこに「朝はパン~」と歌う、あれは松下由樹・・

 

身勝手だけど 最後まできいてほしい

保健室のシーンはかなり切なかったです。

単純に先生がかわいそうで。

でも、先生目線でも、すずめ目線でも、どっちでも辛い。

廊下で聞いちゃってる馬村なんかもっと辛い。

いよいよ最終巻、どうなることやら。