「ひるなかの流星」第7巻のネタバレと感想 | なによむ

「ひるなかの流星」第7巻のネタバレと感想

やまもり三香先生のマンガ「ひるなかの流星」第7巻です。

2011年から2014年まで、マーガレットで連載されていました。

2017年3月に実写映画公開です。

やまもり先生の新連載、「椿町ロンリープラネット」もおすすめです!

マンガ「ひるなかの流星」第7巻のあらすじ

獅子尾先生とのキス未遂事件が、頭から離れないすずめ。

ゆゆか達と初詣に行くことに。

そこで偶然馬村一家に遭遇する。

馬村に、先生と関わるようになってから、弱気になったり、お守り買ったり、すずめらしくないと言われてしまう。

すずめの引いたおみくじは凶だった。

 

昔のゆゆかの話。

小さい頃から猫をかぶって生きて来たゆゆか。

ゆゆかにとって馬村は、自分から好きになった初めての人だった。

すずめの登場により、ゆゆかの世界はガラッと変わった。

上っ面の友達しかいなかったゆゆか、生まれて初めて「失うには耐えがたいものの存在」ができた。

もう一つ、馬村への気持ちの8割は「憧れ」だったということにも気付いたのだった。

 

すずめに母からメールが届く。

近々日本に帰国するという内容だった。

 

獅子尾先生と2人で初詣に行くことになったすずめ。

周囲にバレないよう変装したり、違う車両に乗ったり、先生に迷惑をかけないようにふるまう。

しかし、「らしくないことはするな」と先生を逆に怒らせてしまう。

帰ろうとしたところに雪が降り始め、電車が止まって帰れなくなった二人は、近くの民宿に泊まる羽目に。

なかなか機嫌の直らない先生に、話す時はせめて目くらい見て欲しいと言うすずめ。

そんなすずめを抱きしめる先生。

朝起きると、先生は先に帰っていた。

 

すずめは帰りにゆゆかの家に寄り、一部始終を話した。

またも思い悩むすずめに、ゆゆかは「先生に好きだと言ってもらうこと」「二人の関係をはっきりさせること」と言った。

家に帰宅したすずめは、ゆゆかに言われたことを書き留めたメモを落としてしまう。

それを諭吉おじさんが読んでしまう。

 

諭吉おじさんは先生を呼び出し、すずめとの関係を問い詰める。

獅子尾先生は、すずめには何も言わないでくれとお願いするのだった。

 

新学期、先生に呼び出されたすずめ。

「オレがもし 教師やめる って言ったら

お前 どうする?」

と聞く先生。

とっさに「私もついて行く」と答えるすずめ。

「もとに戻そう 何もかもさ

普通の 教師と 生徒に」

突然切り出す先生に言葉が出ない。

私のことすきじゃないんですか?と聞くと、

「すきじゃなかった ごめん」

と、答える先生。

こうして二人の関係は始まったようでいて、何も始まることなく幕を閉じた。

 

部屋を出てひとりベンチに座る先生は、好きだ、とつぶやくのだった。

 

切ない7巻でしたねぇ。

すずめの気持ちも、獅子尾先生の気持ちもわかる。

諭吉おじさんの気持ちもわかる。

もやもやが半端ない。

 

「なに冗談言ってんだよ」とは 言わないんだな

諭吉おじさんにバレてしまいました。

すずめ、いちいちメモすんな!と思いましたが、そこはお話ですから仕方ない。

ついにこの時がきてしまった、という感じの獅子尾先生が辛かった。

 

獅子尾先生、すずめに「もし自分が教師を辞めたらどうする?」と聞きました。

「付いていく」と答えてほしくなかったんでしょうね。

すずめの人生は自分によって左右されていくことになる、それが決定的となってしまった。

 

冗談だよ やめたりしない ごめんな

もし、すずめが違う答えを出していたら、関係を元に戻す結末にはならなかった!?

もし、諭吉おじさんにばれなかったら、そのままの関係でいられた!?

「もし」を言い出したらきりがありませんが、そう思わずにはいられない・・獅子尾推しなので。

それにしても獅子尾先生、「すきじゃなかった」はないよねぇ。

教師と生徒なんて、初めから障害だらけと分かり切っていることだし、全部ひっくるめてオレにまかせとけー!とはならなかったか。

最後、ひとりでベンチに座って「すきだ」とつぶやく先生が切なすぎて。

正しかったかは置いておいて、先生なりの、大人の選択でした。