「ひるなかの流星」第8巻のネタバレと感想

やまもり三香先生のマンガ「ひるなかの流星」第8巻です。

2011年から2014年まで、マーガレットで連載されていました。

2017年3月に実写映画公開です。

やまもり先生の新連載、「椿町ロンリープラネット」もおすすめです!

マンガ「ひるなかの流星」第8巻のあらすじ

「お前 アイツに 何したんだよ!」

馬村が獅子尾先生に詰め寄る。

「大切すぎて どうすればいいか わからないなんて 初めてなんだ」

と答える先生。

「くだらねー」と一蹴する馬村。

 

学校を早退したすずめに、母親から電話がかかってくる。

すずめは田舎に帰ることに。

なぜ帰ってきたのか理由を聞かない母親。

すずめは、東京でつらいことがあった、どうしたらいいかわからなくて、家を飛び出してしまったと言う。

母親は、「自分がどうすべきか心の中でわかっている」と言った。

 

突然家にやってきた馬村、ゆゆか、つるちゃん、かめちゃん、諭吉おじさん。

みんな音信不通のすずめを心配していたのだった。

すずめは、自分に起きたことや気持ちを話すことに。

友達に話したことで、気持ちが軽くなったすずめ。

東京に戻ると、色々あったことは遠い昔のことのように思えたのだった。

無理に忘れようなんてしない

この気持ちを

抱えたまま 前に すすめばいい

 

すずめを気遣う馬村は、日曜日に築地へ行こうと誘う。

馬村家と一緒にお寿司を食べることに。

ゆゆかも誘ってみるが、「他に好きな人が出来た」と断られる。

その相手は皆川先輩だった。

 

築地で大はしゃぎのすずめ。

ふと、馬村は自分がつらい時、いつもそばにいてくれると気付くのだった。

お寿司屋さんに入り馬村が中座すると、父親がすずめに話しかける。

馬村が女の子と普通に接することができるようになったのは、すずめのおかげだとお礼を言われる。

家に付くと馬村から電話が。

「オレは 思ってねーよ

お前のこと 興味ねーとか 思ってねーよ」

少しだけ、「次の恋」を意識するすずめだった。

 

他にもっと 彼女を傷つけなくてすむような

そんな方法があったんじゃないか

そればかり考えている

冒頭、獅子尾先生、その通りだよ・・・でした。

お前が傷付こうが オレには関係ねぇし

1人でひたってれば いいんじゃねぇの

男子高校生にこんなこと言われちゃってかわいそうに・・

獅子尾先生、自分なりに一生懸命考えて出した答えなんでしょうけど、そこにはすずめの気持ちが一切入っていませんでした。

すずめにも「こうしたい」があったはず。

周りが見えなくなりつつあったすずめには無理な話だったかもしれませんが、二人で考えていこう、という選択肢は無かったのか。

先生、ひとりで全部決めてしまって。

またも馬村の方が大人に見えてしまいます。

 

帰ってこいよな

田舎から戻ってこないかもしれないすずめに馬村が言ったシーン。

こいつは本当にいいやつだー。

弱ってる時にこれは効きますね。

この先どうしようと迷っている、すずめの背中を押す一言だったと思います。

 

こんなはずじゃなかったのに・・・どうすればいいのよ・・・

ツンデレゆゆか、本当にカワイイ。

娘に欲しいです。

初登場した頃のゆゆかが、すずめにここまで心を開くようになったのが嬉しい限りです。

皆川先輩とどうなるか楽しみです。

すずめの次の恋は始まるのでしょうか。