「神様はじめました」第13巻のネタバレと感想

鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第13巻です。

アニメ化もされました。

マンガ「神様はじめました」第13巻のあらすじ

巴衛と皇女は犬鳴沼で、奈々生と錦の帰りを待っていた。

一方、奈々生は錦に、「皇女は人間に恋をしている」と告げる。

そこへ突然不知火が現れて、奈々生を暗闇に連れ去る。

ガマコに体を乗っ取られ、代わりにカエルの姿に変えられてしまう。

 

皇女を初めて見た錦は、数日前に手荒なまねをした相手が皇女だったと気づき、謝罪する。

巴衛が「奈々生はどこだ」と息巻いていると、中身がガマコの奈々生が現れる。

ガマコは不知火に命じられ、錦と皇女の結婚がうまくいくよう誘導する。

なぜかあっさりと結婚を承諾する皇女。

「錦と二人で話がしたい」と庭に出る。

 

皇女は突然、「小太郎の仇だ」と言って刃物を取り出す。

この機会を得る為、結婚をあっさり承諾したのだった。

錦は皇女の小太郎への気持ちを理解した上で、「嫁に来い」と言う。

 

その頃、龍王は小太郎と共に犬鳴沼に到着し、皇女と奈々生を探していた。

そして、巴衛が偽物の奈々生に絡まれているうちに、本物の奈々生を探しにかかる瑞希。

 

結婚式前夜、浮かない顔の皇女を元気付けようと、錦は皇女に手紙を書く。

すると皇女からも返事が。

何度も手紙をやりとりして、当日の朝、錦が目にしたのは、やはり笑顔のない皇女だった。

 

奈々生を捜索中の瑞希は、カエルの姿になった奈々生を発見する。

するとそこにガマコが現われ、岩場に閉じ込められてしまう。

 

そして、結婚式が始まってしまい、誓いの杯が酌み交わされるという時、小太郎が式場に到着する。

「妖怪でも なんだって、僕は 姫美子ちゃんが 好きだよ!」

叫ぶ小太郎。

「わらわも」

皇女はそう言って小太郎に抱きつく。

 

不知火は二人を捕らえようとするが、錦に止められる。

「行かせてやれ。あの皇女の顔 曇らせたくない」

そう言うのだった。

 

社を出た皇女と小太郎は、追ってきたガマコの攻撃を受けてしまう。

その途端、術が解けてしまい、妖の姿に戻ってしまう皇女。

小太郎は、姿が違っても皇女だとちゃんとわかっていた。

 

一方、振袖を届けようと奈々生を探す龍王は、蒼依と共に、閉じ込められた奈々生たちを発見する。

蒼依から一部始終を聞いた奈々生は、元の姿に戻る為、不知火の宮に潜入する。

「いつ育て方を間違えたのだろうか」、と言う不知火。

「錦が素直で真っ直ぐなのは、不知火のおかげなのだから、間違ってない」、奈々生はそう答えた。

奈々生が不知火と話をしていると、体が引っ張られて自分の体に戻るのだった。

 

ミカゲ社と共に、地上に帰ってきた一同。

庭で突然巴衛が倒れてしまう。

医者は胸にあるアザを見て、難しい病だと告げる。

古い呪いの一種にかかっていて、アザの呪いが成就すれば、今度は意識が戻らないかもしれない、と言うのだった。

そんな中、皇女が小太郎とミカゲ社を訪れる。

人間界でデートする為、再び人の姿にしてほしいと言う皇女。

想いが通じた二人を見ながら、「妖と人間でも結ばれることがわかった」と喜ぶ奈々生。

「そうかもしれんな」、と巴衛が初めて同意する。

突然巴衛の頭の中に、過去のシーンが映し出された。

それは昔の記憶だった。

 

 錦、皇女に振られてしまいましたけど、すごくカッコよかったと思います。

男らしさも上がったし、沼の主人としての株も大幅アップです。

奈々生が言っていた通り、箱入り息子だったのですね。

錦とは正反対の、サバイバル人生を送ってきた奈々生の言葉には重みがあります。

 

龍王の好感度、更にアップでした。

瑞希とのやりとりが面白かったです。

龍王は、小太郎がやればできる男だと見抜いていたのでしょうか。

個人的には、奈々生がカエルの姿で巴衛と対面して欲しかった。

巴衛がどんな反応したのか見たかったなー。

 

皇女と小太郎、復活して良かったです。

小太郎よく頑張ったなぁと思います。

完全アウェイで、人間が一人もいない場所へ、しかも結婚式の最中に、よく乗り込んだなと。

その勇気を讃えたい。

自分の気持ちをハッキリ口にするようになって、急成長ですね。

だだ、皇女が完全に着物を着た魚類なので、、巴衛早く人間の姿にして!と思ってしまいます…

 

巴衛は、誰とどんな契約をしたのでしょうか。

「呪い」だと医者が言っていました。

「人になりたい」と巴衛が言ったようです。

ただし条件は、「その女と一生を添い遂げること」。

その女の名前は「雪路」。

アザの呪いが成就しそうな予感がします。

今度は、巴衛の身に災難が降りかかりそうです。