「神様はじめました」第15巻のネタバレと感想

鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第15巻です。

アニメ化もされました。

マンガ「神様はじめました」第15巻のあらすじ

子供の姿になった巴衛を助けた奈々生は、雪路に自分の村の子供だと嘘をついてかくまう。

雪路は奈々生の話を信じ、巴衛の看病をする。

川に落としてしまった、桃丹が入ったリュックを探し当てた奈々生は、早速巴衛に飲ませる。

雪路は縁談先の家主に会うため、都へ旅立つのだった。

 

巴衛は桃丹のおかげで回復する。

奈々生は巴衛に気付かれる前にと、雪路の家を出る。

 

奈々生が神堕ちを探していると、水の中から河童の姿の妖怪が。

神堕ちかと思われたが違った。

しかし、それは「怨獄山の黒麿」ではないかとの情報を得る。

さらに、奈々生が持っている桃丹を差し出せば、黒麿を呼んでくれると言うのだ。

条件をのんだ奈々生。

黒麿にあと一歩で会える、というところで現在に引き戻されてしまう。

 

時廻は体に負担がかかるから休めというミカゲに、

一人だって巴衛を助けてみせる

と息巻く奈々生。

「君は 一人ではありません。

一人で背負いこまないで

離れていても 皆 見守っています」

と言うミカゲ。

隣の部屋には、奈々生を心配した、瑞希や鬼火たち、クラマ、姫美子と小太郎、龍王夫妻、皆が集まっていた。

「一人じゃなかった」奈々生は実感するのだった。

 

都への道中、馬がぬかるみに足を取られて転倒し、気を失った雪路。

何者かに助けられ、布団の中で目を覚ます。

次の日、都へ出発しようと、助けてくれた何者かに名前を聞くと

「巴衛だ」

と一言だけ答えが返ってくるのだった。

 

「呪獄山の黒麿」という名前にたどり着いた奈々生は、皆に聞いてみるが、誰も知らなかった。

皆からの餞別を受け取って、奈々生は時廻り2周目に出発する。

餞別の詰まったリュックが重すぎて、途中休憩を取ろうと座り込む奈々生。

そこに現れたのは悪羅王。

都に行きたいと言う悪羅王と共に、行動することになってしまう。

人々が恐れないよう、白札に「空気」と書いて、悪羅王に貼りつける。

空気と化した悪羅王を連れて、黒麿を探す奈々生。

そこへ、悪羅王に「雪路を見つけた」という知らせが入る。

奈々生は隙をついて悪羅王から逃げるのだった。

 

 またも桃丹が役に立ちました。

出雲の神議りに参加していなかったら、この展開はありえなかったわけで。

桃丹、すごい薬です。

襲われそうになった奈々生を、意識の中で巴衛が助ける不思議なシーンがありました。

この頃の巴衛は、奈々生のこと知らないはず?

 

雪路が、奈々生のことを「懐かしい温かさと愛しさを感じる」と言っていました。

龍王の目の一件といい、やはり雪路と奈々生は繋がっているのかな…と想像します。

 

奈々生が神堕ちと勘違いした河童!?

どこをどう見ても神堕ちっぽくない!

「桃丹」全部あげちゃうのー?と思わずにはいられなかった。

腰痛に使うだなんて…勿体なさすぎる。

結局、黒麿は呼べたけれども会えなかったし。

奈々生、「半分あげる」にしておけばよかったのに!

 

奈々生の周りは、いつの間にかこんなに仲間がいたんだ、というほっこり場面でした。

皆が持たせてくれた餞別も、それぞれ愛があって良かったですね。

ミカゲの桃缶は、白札で開けられなかったのかな?

鬼切と虎徹はなぜ七輪入れたのか謎です…野宿用?

お酒飲めないの知ってて酒壺いれる瑞希も天然すぎる。

とりあえず、まずは出掛ける前に持ち物チェックしようよ、と思いました。

 

昔の悪羅王、無邪気でかわいいとさえ思えるところがありました。

子供っぽいのかな。

霧仁に入った悪羅王の方が、悪意に満ちた感じがします。

長い間、暗闇に閉じ込められたことで変化したんでしょうか。

奈々生が、真っ直ぐにものを言う悪羅王に対して、「性根はいい奴なのかな」と感じていました。

ただ、簡単に人を殺したりするところ、「道理も言葉も根っこの部分が通じない」、その通りですね。

これから悪羅王に追われる雪路が心配です。