「神様はじめました」第19巻のネタバレと感想

鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第19巻です。

アニメ化もされました。

マンガ「神様はじめました」第19巻のあらすじ

霧仁の前に現れた巴衛。

奈々生の精気が、霧仁に吸い尽くされたことを知り激高する。

菊一が立ちはだかり、その間に霧仁は夜鳥と共に逃げる。

巴衛が攻撃した際に切断された、菊一の腕にはウナリの羽衣が握られていた。

 

奈々生がいると言う場所へ駆けつける巴衛。

ぐったりした奈々生を抱えて連れ出そうとすると、ウナリの遣いが現れる。

奈々生のおかげで羽衣を取り戻すことが出来た、奈々生に恩が出来た、死なせるわけにいかない、と言うのだった。

ウナリの遣いが飲ませた薬で、奈々生は目を覚ます。

 

一方、地上では瑞希が同胞からの連絡を受け、ウナリの棲家を探し当てる。

瑞希とクラマはウナリのもとへ向かう。

途中、大量の海水に襲われた二人ははぐれてしまう。

海中が苦手で動けないクラマにジュゴンが近寄ってくる。

そして、クラマをウナリの棲家に連れて行く。

 

ウナリに会ったクラマは、あみを元に戻して欲しいと頼み込む。

しかし、そんなことより「自分の夫になれ」と迫るウナリ。

クラマは、思うままの姿に変化することができるという「進化の水」を持ち出そうし、ウナリを怒らせてしまう。

そこへようやく合流した瑞希。

孤独なウナリの気持ちを理解し、自分が夫になると立候補する。

ウナリは用無しになったクラマを開放し、あみを海に放流する。

進化の水で、あみは元の姿に戻り、クラマに「空を飛んでるくらまくんのことが好き」と告白するのだった。

 

初めて幸せな気持ちになれたウナリは、瑞希と楽しいひと時を過ごしていた。

そこに奈々生と巴衛が羽衣を返しにやってくる。

「羽衣と引き換えに、瑞希を返せ」と言う奈々生。

ウナリは「瑞希が自分を受け入れてくれたから、羽衣は必要なくなった」と言って、餞別として羽衣を瑞希に渡す。

そして、「一番大事な娘のところへ行け」と開放する。

瑞希は「一年に一度、毎年この日に、君に会いに来る」と約束するのだった。

 

いい加減、霧仁が、悪羅王だと気付いてもいい頃かな、と思うのですが、巴衛はまだ気づきませんね。

巴衛が現れた時、霧仁をスルーして、真っ先に夜鳥に向かっていき、それにキレた霧仁がウケました。

おい、そっちかよ、って顔が。

自分が人間の体だということを忘れて、巴衛を挑発してしまうようなところは、悪羅王そのものですね。

式神の菊一が冷静で頼りになります。

 

そして、菊一は義理堅いといっても良いのではないでしょうか。

奈々生との約束をちゃんと守りました。

身を呈しても霧仁を守りたい、という強い気持ちがうかがえました。

前は相棒がいたのに、今は一人で式神をしている菊一が少し気の毒です。

いつ裏切るかもわからない夜鳥がそばにいるし。

 

ウナリが最後に見せた笑顔、なんだか切なくなりました。

結局はまた独りで海の中、なんですよね。

想っている限りひとりじゃない、というのは精神論というかね。

瑞希がウナリ自身を変えたので、これから友達なり、恋人なり、見つかるといいな。

 

クラマとあみが急接近でした。

ジュゴンのあみも可愛いかったけど、陸に上がってクラマに告白するあみが本当に可愛かった。

照れるクラマも。

この二人もうまくいって欲しいなぁ。

 

最後、瑞希が寂しそうでした。

奈々生と巴衛がラブラブな程寂しそう。

いつか奈々生が巴衛とどこかに行ってしまうかも、と考えていそうです。

流れ的にはありそう。