「神様はじめました」第21巻のネタバレと感想

鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第21巻です。

アニメ化もされました。

マンガ「神様はじめました」第21巻のあらすじ

「悪羅王に会った」、奈々生の話を聞いた巴衛は、早く元の姿に戻らなければと焦る。

一方、霧仁は夜鳥に「奈々生に手を出すな」と忠告する。

「腹の内を見せられない奴は信用しない」と言う霧仁。

夜鳥は、自分が昔悪羅王に拾われた毛玉だと正体を明かす。

 

ミカゲは巴衛を元の姿に戻してもらうため、巴衛と二人で大国主のもとへ出かける。

巴衛が心配な奈々生は、瑞希に別ルートを教えてもらい、追って出雲へ向かうことに。

しばらく歩いたところで夜鳥に遭遇してしまう。

霧仁が人間になびく前に始末しようと、奈々生を攻撃する夜鳥。

奈々生は白札を使って応戦するも、防がれてしまう。

呼吸が乱れた奈々生に夜鳥が言う。

「あなたの寿命、残りわずかじゃ ないですか?」

何を言われているのか、わからない奈々生。

そこに鞍馬山の二郎が現れて、奈々生を救うのだった。

 

鞍馬山に運ばれた奈々生が目を覚ますと、偶然、隣の部屋で二郎と翠郎が話しているのを聞いてしまう。

「僧正坊の見立てでは、奈々生さんの命は もって半年」

実感がわかず、気丈にふるまう奈々生。

様子をみていた翠郎は、「今くらい、自分の為に泣いていい」と言う。

自分の気持ちと向き合うことが出来た奈々生は、大声で泣くのだった。

 

奈々生は寿命を減らさない為にも、鞍馬山で暮らすよう二郎に提案される。

どうしたらいいか、答えが出せない奈々生。

鞍馬山に残れば、巴衛には年に数度しか会えない生活が待っている。

会う時間よりも、待つ時間の方が長くなる。

考えた奈々生は、最期のその時まで、巴衛と生きると決めるのだった。

 

鞍馬山から出雲へ出発しようとすると、瑞希がやってきて、大国主の御霊が行方不明になっていると聞かされる。

瑞希と共に出雲に向かう。

 

奈々生と瑞希が出雲に到着する。

ミカゲ、乙比古、巴衛と合流し、話し合いを進める。

奈々生は、神しか通ることのできない「神の道」で、夜鳥に会ったことを話す。

ミカゲは、悪羅王らの暗躍が大詰めに入っていると推測するのだった。

 

大国主の御霊を手に入れた霧仁は、黄泉への入り口を開くことに成功する。

菊一と共に黄泉に向かう。

二郎の攻撃で顔に傷を負った夜鳥は、ひとり霧仁の部屋に残る。

そこに霧仁の母親が様子を見に来る。

夜鳥を見て驚いた母親は、「息子を返しなさい」と詰め寄る。

夜鳥は母親の首を絞めて殺してしまう。

 

霧仁の奈々生に対する気持ちが、少し変化しているように思います。

夜鳥も気付いているようでした。

母親に対する態度も、前より柔らかくなったような。

奈々生と接することで、人間に対する考え方が変わってきたのでしょうか。

 

いきなりの余命宣告。

しかも半年とは短いですね。

「命の具象化」、夜鳥にこんな能力があったとは驚きです。

奈々生は主人公なので、すぐ死んでしまうことはないと思うのですが…

どのようにして助かるのか、楽しみです。

(霧仁が精気を返してくれるかもしれませんね)

 

夜鳥に巻き付いているこの手、黒麿だったようです。

何故、黒麿がこんなことに巻き込まれているのか。

毛玉のくせに、夜鳥って本当はスゴイの?

まだ何か企んでいますね。

人間の身体で不自由している悪羅王より、むしろ現時点では夜鳥の方が強いのではないか、と思えてしまいます。

 

奈々生を助けに来た二郎が素敵でした。

ものすごくはっきり、奈々生のことを「惚れている」と答えるところも。

天狗の里って、男子校みたいで楽しそう。

 

黒麿とお楽しみ中の大国主の様子から、問題なさそうな気がしましたが、巴衛が元に戻る為にも、早く御霊を取り戻さないとですね。

悪羅王が体を取り戻す前に何とかしないと!