鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第22巻です。
アニメ化もされました。
マンガ「神様はじめました」第22巻のあらすじ
黄泉の入り口に到着した奈々生たち。
戦神が先陣を切って入っていく。
イザナミは戦神の勝手な行動に腹を立て、黄泉の門を閉じてしまう。
黄泉は闇に包まれ真っ暗に。
イザナミの神殿に入り、大国主の一件を話すも「知ったことか」と無関心な様子。
しかし、イザナミ好みの格好で、ティータイムに参加するなら、話を聞くと条件を出す。
仕方なく条件をのむ一同。
イザナミは、自分たちと楽しい時間を過ごしたいだけなのかもしれない、と気付いた奈々生。
全部終わらせたら、もう一度ここへお茶を飲みに来る、と言ってイザナミを説得する。
納得したイザナミは、鏡で大国主の御霊にコンタクトを取る。
皆の心配をよそに、大国主は楽しい時間を過ごしていた。
呆れる一同。
大国主の様子を見たイザナミは、またも機嫌を損ねてしまい、一同はかくれんぼに付き合わされることになってしまう。
奈々生が一番最初に見つかってしまう。
イザナミは、奈々生に「人が還るべき場所」を見せると言い、黄金の湖に連れて行く。
死者は黄泉を通って、ここから更に深いところへ行く。
そこでは個が個ではなくなり、執着も後悔も悲しみも喜びも、全て溶けて一つのエネルギーとなる。
そこにあるのは 幸福な一体感
「人はみな、還る場所は同じ」と言うイザナミ。
「巴衛を置いていくことが怖い」と言う奈々生に、「巴衛が人間になるというのは良い案だと思う」、と言うのだった。
イザナミは奈々生にある花の球根を手渡す。
巴衛が心から人を愛し、人になりたいと願うことができたら、この球根から花が咲き、その花を食べれば元の姿に戻れるのだと言う。
球根を手に入れた奈々生は、かくれんぼ中の瑞希のもとへ。
しばらくすると奈々生の体調が急変する。
瑞希が慌ててイザナミのところへ連れて行く。
そこで奈々生の寿命が短いことを聞かされる。
ショックを受けた瑞希は、イザナミから黄泉の門を開ける鍵を受け取り、地上に出ようとする。
奈々生は瑞希を追いかけて制止し、瑞希と共に黄泉の門を開く。
一方、一同の帰りを外で待っていた巴衛は、夜鳥に崖から落とされ、怪我を負っていた。
雪の中でうずくまっていると、見知らぬ子供と出会う。
子供を放っておけない巴衛は、子供を背中に乗せて、イザナミの宮に運ぶ。
夜鳥から奈々生の寿命の話を聞いていた巴衛は、急いで奈々生の所へ行き、本当かどうか問いただす。
奈々生が手にした球根を食べて、なぜか元の姿に戻った巴衛。
奈々生に隠し事をされたことに腹を立てていた。
「俺が必ず守ってやる」、巴衛がそう言った瞬間、また狐の姿に戻ってしまうのだった。
イザナミに皆が着替えさせられた場面、ミカゲだけが何故それを…でした。
「大丈夫ですよ 奈々生さん 何も怖いことはありません」
怖いのはあなたですよー、ミカゲさん。
って言いたかったのでは。
御霊を取られた大国主が、キラッキラしてました。
皆があんなに心配していたのに、自分は黒麿とお楽しみ中だったなんて。
とんでもない奴だ!と誰もが思ったはず。
イザナミもお怒りでした。
しかし、「黒麿から話を聞き出す」という作戦を実行中のようでしたので、大国主もそれなりの考えがあるようです。
雪路は悪羅王に殺された、ということですよね。
「血まみれで死んでいった」と、どこかで巴衛が言っていました。
悪羅王にやられたことは、奈々生に伏せていました。
雪路は病死か何かで早死にしたのかと思っていました。
「雪路は最期笑っていた」というのは、巴衛に「ありがとう」と言った時のことだったんですね。
巴衛に運び込まれた子供、あまり深く掘り下げられていませんでしたが、これから重要な鍵を握っていたりするのでしょうか。
なんとなく予想がつくような。
霧仁関係では…
何かを思い出せない様子でした。
霧仁が吹雪の中、狐の巴衛を抱きしめながら、過去に巴衛と別れたシーンを思い出していました。
「お別れだ 悪羅王」
2回目ですが、やっぱり切ないシーンでした。
この時点で、霧仁は狐が巴衛だと知らないんですよね。
このシーンが思い浮かんだのは、「兄弟」と呼ぶくらい、悪羅王にとって巴衛は大切だったんだと。
巴衛は早まって球根のまま食べてしまって、また狐に戻ってしまいました。
もう大国主にお願いするしかないのでしょうか!?