「神様はじめました」第4巻のネタバレと感想

鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第4巻です。

アニメ化もされました。

マンガ「神様はじめました」第4巻のあらすじ

巴衛が奈々生の護衛ということで、学校に通い始めた。

クラマに助けられた猫田あみは、お礼が言いたいと奈々生に相談する。

奈々生は通力を使って、あみの願いを叶える。

妖怪と人間の縁を結ぼうとする行為が気に入らない巴衛。

「人間と仲良くしてみたらどうか」と奈々生が勧めるも、

「俺は お前が守れていれば それでいいよ」

と、言うのだった。

 

ある日、奈々生は後輩に呼び出され、「巴衛をその日の帰りだけ譲って欲しい」と言われる。

了承したものの、モヤモヤした気持ちになり、次第に後悔する。

後輩の誘いを断って現れた巴衛は、

「おれにとって お前以上に 優先すべきことなどない。自覚しろ」

と言う。

その一言を聞いた奈々生は、知らないうちにこんなにも巴衛のことを好きになってしまっていたと気付くのだった。

 

期末試験が終わった奈々生は、巴衛と寄り道して帰ることに。

水族館に行った後、夜景を見に行く。

妙に落ち着きのない奈々生に、巴衛が言う。

「お前 俺に 懸想してないだろうな」

「私が 巴衛のこと 好きって言ったら どうするのよ」と奈々生。

「気の迷いだ、頭を冷やせ」と言われた奈々生は、

「私のこと 可愛いって 一度も思ってくれたこと なかったの?」

と巴衛に問う。

 

動揺した巴衛は、奈々生を掴んでいた手を離してしまい、高所から落下させてしまう。

間一髪のところで助けることができたが、奈々生の想いは玉砕したのだった。

 

失恋して落ち込んだ奈々生を元気付けようと、あみとケイが海に誘う。

心配した巴衛と瑞希もついてくる。

海で遊んでいると、突然の高波にさらわれる奈々生とあみ。

奈々生は自力で上がったが、あみが行方不明に。

巴衛は海に入れない事情があったが、奈々生の頼みを断れず、泳げないあみを助ける。

陸に上がった瞬間、海から現れたのは龍王。

巴衛に貸しがあると言って、貝の中に閉じ込めてしまう。

「巴衛を返せ」と食らいつく奈々生に、龍王は「巴衛に奪われた右目と引き換えなら返す」と言う。

 

奈々生は瑞希に時廻の香炉を借りて、過去の巴衛から右目を入手しようとする。

途中、磯姫という妖怪に遭遇し、「奈々生の体内に龍王の目がある」と言われる。

ついに昔の巴衛を見つけた奈々生は後をつける。

そして巴衛が雪路という女に龍王の目を飲ませようとするところを目撃する。

巴衛の行動の全ては、雪路のためだったと知ってしまった奈々生。

それでも龍王の目を入手する機会を棄て、雪路を助けるのだった。

時廻は時間切れとなり、現在に戻った奈々生は、自分の体内に龍王の目があると言った磯姫の元へ向かう。

30年分の寿命と引き換えに、龍王の目を取り出してもらおうとするが、磯姫の罠にはまってしまう。

見兼ねた瑞希が奈々生にキスをして神使となり、奈々生を救い、龍王の目を取り出してもらうことに成功する。

 

奈々生が瑞希と共に龍王のもとへ駆けつけると、巴衛は貝から出て暴れていた。

龍王の目を返し、(実際には役に立たなかった)一件落着するのだった。

 

本編に関係ないのですが、扉絵がとても綺麗で見惚れてしまいます。

あと、間のおまけページに「巴衛のつれづれブログ」というのが何回か出てきます。

これが毎回とても楽しみです!

 

狐と天狗の話し合い、クラマは人間界で長く生きているだけあって、わかってるなーという場面でした。

妖怪には思春期ないのでしょうか・・

巴衛の言動を見ている限り、今の所は奈々生に対して主以外の感情は感じられません。

そんな巴衛の無神経さを指摘するクラマ、さすが人気アイドルやっているだけの事はある。

クラマは俺を土地神にしておけば、なんて言っていたので、まだしぶとく神様の座を狙っていたんですね。

 

いつの間にか、奈々生に仲良しのお友達が!

あみちゃんも、ケイちゃんも可愛いですね。

性格が3人とも違うのがいい。

狐と天狗しか友達がいないなんて、奈々生の高校生活かわいそうだと思っていたので良かったです。

奈々生にようやく普通の女子高生ライフが。

あみちゃんクラマとうまくいくといいですね。

クラマに黒い羽根生えてるの見ても、天然あみちゃんの性格なら引かなそう。

 

巴衛のセリフ、長い人生それなりに受験勉強もしてきましたが、「懸想」って初めて聞きました。

日常ほぼ使用しない言葉ですよね。

「異性に思いをかけること」だそうです。

マンガって本当に勉強になります。

話の流れで意味はだいたいわかりましたが、気になって調べちゃいました。

巴衛が言うとカッコイイ。

 

龍王と奥さん、いい夫婦でしたね。

龍王は奥さんに頭が上がらないといった関係性のようでした。

でも奥さんの愛が感じられました。

与えられることばかり考えてはダメですね。

勉強になります。

 

関係ないけど、貝に閉じ込められた時の巴衛の服が、貝から出た時に神使の格好に変わっていたのが気になった、、。

狐だから簡単に変身できるのか。

細かいことは気にしちゃダメですね。

 

雪路がまた出てきました。

たとえ過去のシーンであっても、これを生で見てしまった奈々生の気持ちは穏やかじゃなかっただろうなぁ。

巴衛は「一緒に生きよう」って言っていましたけど。

人間と妖怪はタブーなんじゃないのかい。

龍王の目は雪路が飲んだけれど、奈々生の体内にもあったよな…ということは??

なんか謎だらけです。

 

瑞希が神使になったので、ますます面白くなりそうです!