「神様はじめました」第5巻のネタバレと感想

鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第5巻です。

アニメ化もされました。

マンガ「神様はじめました」第5巻のあらすじ

奈々生たちは皆で夏祭りに行くことに。

奈々生が瑞希を勝手に神使にしたことで、腹を立てている巴衛は機嫌が悪く、神使になった瑞希と喧嘩ばかりしていた。

見かねた奈々生は、「仲直りするまで手を繋いでいろ」と命令する。

 

瑞希はヨノモリ社の神を一人で待ち続けている間、巴衛も一人でミカゲを待っていることを知り、自分は「ひとりじゃない」と思っていた。

そんな瑞希は蛇の姿で、昔からミカゲ社に通っていて、「本当は、ずっと前から巴衛と酒が飲みたかった」と思っていたのだった。

巴衛はそれを初めて知ることに。

奈々生が瑞希にだけ渡したと思ったリンゴ飴を自分ももらうことになり、なぜか繋いだ手は離れるのだった。

 

ミカゲ神社が人々から「お化け神社」と呼ばれ、気味悪がられていると知った奈々生。

夏祭りを企画して、ミカゲ社を盛り上げようと提案する。

御神輿や獅子舞、どれも使えそうにない上、巴衛は夏祭りに反対していた。

それでもめげない奈々生は、祭りの当日に神楽を踊ることに。

そして巴衛のスパルタ特訓が始まる。

 

ある日、奈々生の前に現れた謎の人物。

それを機に、巴衛の様子がおかしくなる。

巴衛が自分のことを好きなのでは?と思い始める奈々生。

余りの変わりように「巴衛じゃない」とようやく気付く。

奈々生は謎の人物に、54時間33分の長い夢を見せられていた。

 

私欲に囚われず

心眼で モノを見られるかどうか

社の神として やっていく能力が あるのかどうか

試されていたのだった。

「近いうちにまた会いましょう」と言って、謎の人物は姿を消す。

目が覚めた奈々生の前には、いつもの巴衛が現れるのだった。

 

祭りが近くなり、奈々生はあちこちに祭の案内状を出す。

沼皇女や龍王、クラマらがミカゲ社に集まり、祭の話し合いをする。

高等妖怪が集まっていることに驚くクラマ。

祭の案を出し合うが、クラマ以外の意見は浮世離れしすぎていた。

自分を頼ってくる奈々生に気分がいいクラマだったが、最後は巴衛にいいところを持っていかれてしまう。

それでも自分は自分の道をうまく渡り歩けていると思うクラマだった。

 

そしていよいよ祭り本番を迎える。

皇女や龍王、続々と助っ人が現れて、準備は万端。

奈々生は自分の神楽の番が近づくにつれて、緊張で頭が真っ白になってしまう。

出番直前、巴衛が声をかける。

「お前は俺が 主人と認めた娘。臆するな。

俺に応えてみせたように、皆に お前自身を、示してやればいい」

奈々生が舞台に立つと、体が自然とリズムを刻み、まるで自分の体じゃないかのように動くのだった。

祭は大成功に終わった。

 

神使になった瑞希が、予想以上にいい味出してくれて楽しい!

とにかく天然でカワイイ。

野狐だった巴衛と違って、お坊ちゃんというか、育ちがいいのか?

アイスのことを「俗世の食べ物」とか。

巴衛と喧嘩ばかりするわりには「巴衛くん、巴衛くん」言ってます。

 

事あるごとに喧嘩する巴衛と瑞希を、奈々生が「仲良し!」と言って叱るところがありました。

お母さんが兄弟叱ってるみたいでしたねぇ。

「ケンカしないの!」とかじゃなくて、「仲良し!」って言うところが最高。

 

個人的に瑞希大好きなので、笛の練習シーン、笑いました。

こういった類の笛、音が出るまで大変なんですよね。

リコーダーみたいに吹けばなるわけじゃないので。

それがわかるので、「ふー」っていうのが可笑しかった。

吹けない人がやると、「ふー」ってなるんです、実際。

奈々生が神楽覚えるより大変じゃないかな…。

 

瑞希に優しい奈々生に対して、巴衛がイライラしていました。

そろそろ巴衛の気持ちにも変化が?

瑞希が言っていた「ご主人様は僕だけのご主人様だいっ」という気持ちだけではなくなってきたかな、と思います。

どちらにしても、巴衛は独占欲が強いですねぇ。

 

途中で現れた謎の人物、奈々生が神楽を舞っている時に現れた蝶々(神様?)、謎を残して次巻は6巻です。