「神様はじめました」第6巻のネタバレと感想

鈴木ジュリエッタ先生のマンガ「神様はじめました」第6巻です。

アニメ化もされました。

マンガ「神様はじめました」第6巻のあらすじ

ミカゲ社の祭が終わり、神楽を舞った奈々生は疲労困憊だった。

そこに突然現れたのは、以前も会った謎の人物。

彼は風神、乙比古神。

奈々生が出雲で開催される神の会議に出席するに相応しいか、もう一人の人神と競わせると言うのだった。

初めは「行かない」と言っていた奈々生だが、ライバルの香夜子の出現で、闘争心に火がつく。

巴衛を自分の神使にしようとしたり、必要以上に挑発してくる香夜子。

そこに乙比古が現れ、「7日間で式神の卵を孵化させる」という課題を出す。

張り切る奈々生だったが、初日に卵を割ってしまう。

卵の中から小猿のような、未完成の式神が誕生する。

負けたも同然の状況だったが、諦めない奈々生。

 

学校の図書室で、奈々生が香夜子と話していると、突然妖怪の土蜘蛛が現れる。

香夜子の力で一旦は難を逃れるも、再度襲われそうになったところを巴衛が助けに来る。

何もできない自分をどうにかしたいと思った奈々生は、しばらく巴衛の力を借りずに生活しようと決める。

 

土蜘蛛の一件以来、学校には悪い瘴気が漂うようになる。

奈々生は白札を使って浄化を試みるが、逆に土蜘蛛の攻撃を受け、巴衛に助けられてしまう。

そこに乙比古が現れ、「札を書く代わりに式神を使え」と助言を受ける。

 

一方、香夜子と巴衛は協力して土蜘蛛を浄化することに。

しかし浄化は失敗して、状況は更に悪化してしまう。

そこへ乙比古から式神の使い方を教えてもらった奈々生が退魔結界を張る。

校内の瘴気は一瞬で消えるのだった。

 

卵の育成に余念がない香夜子が学校を無断欠席していたため、様子を見にいく奈々生。

香夜子に巴衛を好きな事を見透かされる。

奈々生は、「妖を好きで何が悪い、本当に好きならどうでもいい」と言う香夜子に感動するのだった。

次の日も香夜子の家を訪れた奈々生は、香夜子が想いを寄せる霧仁という男の話を聞く。

話をしながら香夜子は倒れ、奈々生と巴衛が病院に運ぶ。

病院に現れた乙比古神は、今回の試験が、奈々生の神格を上げて、出雲へ行かせるための出来レースだった事を明かす。

話をこっそり聞いてしまった香夜子の前に、霧仁の式神が現れる。

「お前はもういらない」と霧仁の伝言を聞いた香夜子は暴れ出す。

その時、育てていた式神の卵が孵化し、中から香夜子が望んだ式神が誕生する。

香夜子の気を奪おうとする式神を、巴衛が封じ込めて事無きを得る。

奈々生は、試験の主謀者全員、香夜子に詫びを入れさせる為、出雲に行くことを決めるのだった。

 

謎の人物は神様でした!

なんとなくそんな感じでしたが、オネエの風神って。

乙比古神、濃いキャラでしたね。

格好もかなり個性的。

オシャレで、神様っぽくないところも良いです。(そもそも神様っぽいとは何だろう)

ミカゲの友達というのも意外でした。

 

お祭りの蝶はミカゲの化身だったようです。

神楽の舞が成功したのはミカゲ様のおかげだったのか。

巴衛は祭の時から気づいていたのでしょうか。

巴衛なら、蝶と話をするくらい容易そうな気がしましたが…

 

香夜子は奈々生と違って、見た目からして能力高そう!

17歳なのに背負ってるものが大き過ぎて、なんだか可哀想でした。

高校生だもの、自由になりたいよねぇ。

本人も言う通り、「自分のことは誰が助けてくれるのか」そう思わずにはいられないんだろうなぁ。

人間の柵から逃れたい、17歳の女子が言う言葉じゃないわ…

香夜子は性格悪いけど、全然嫌いになれないです。

むしろ好きかも。

 

そういえば、霧仁はミカゲ社の祭でお面を買っていました。

この人は「既に死んでいる」と香夜子が言っていたので、まだ謎だらけです。

いい人には見えませんね。

土蜘蛛も霧仁の仕業だったし。

香夜子が霧仁を、「出雲に連れて行きたかった」と言っていたのは何故だろう。

奈々生と巴衛のことも知っているようでした。

一体何者なんでしょうか。