「椿町ロンリープラネット」第1巻のネタバレと感想

「ひるなかの流星」やまもり三香先生の新連載です。

マンガ「椿町ロンリープラネット」第1巻!

「ひるなかの流星」は2017年3月、映画が公開されます。

マンガ「椿町ロンリープラネット」第1巻のあらすじ

主人公 大野ふみ 高校1年生

父親の借金600万円を返済するために、とある小説家の家で、住み込み家政婦をすることに。

奉公先は「椿町」という町にあった。

 

住み込み先の家に到着したふみが玄関を開けると、そこには人が倒れていた。

死体だと思った人は寝ていただけだった。

ふみが自己紹介をすると、その人物は「めんどくせぇ」と言いながら部屋に案内する。

そこは部屋ではなく、ただの「スペース」だった。

「木曳野先生は今どちらにいらっしゃるんですか?」

ふみが尋ねたこの人物こそが「木曳野 暁」本人だった。

 

口の悪い暁に腹を立てたふみは、見返してやろうと一心不乱に家事をした。

相変わらず口も態度も悪い暁。

食事を勧めるふみに

「家族ごっこなら 自分の家でやれ」

と言い放った。

ふみは黙って買い物に出掛けた。

 

そこに編集者の金石から電話がかかってくる。

ふみには帰る家がないということを聞いた暁は、出掛けたまま戻らないふみを迎えに行く。

「帰るぞ」

と声をかける暁。

家に戻ると、「今日からここを使え」と新しい部屋に通されたふみ。

そんなに 悪い人じゃないのかもしれない

と思うのだった。

 

相変わらず暁の言動が理解できないふみは、友人の「ようちゃん」に相談するも解決には至らず。

いつものように家事に勤しむふみは、本棚で暁の書いた本を見つける。

少し読んでみると、意外にも面白い本だった。

 

そこに編集者の金石が訪ねてくる。

「ごめんね 変わった奴で

時々 理解しがたい時もあるけど

根は単純で ただの仕事バカだから」

と言う金石。

ふみは、暁の謎の多い言動が真剣に考えている時のものだと理解するのだった。

 

家政婦をはじめて2週間が過ぎた。

洗濯物を取り込もうとすると、下着泥棒に遭遇してしまう。

襲われそうになるふみを暁が助け、ひとりで立ち向かおうとしたふみを叱る。

「オレにはお前を守る義務がある(雇い主だから)

誰かと一緒に住むとは そういうことだ

オレが守ってやる 頼れ」

 

ふみのクラスに転校してきた相生一心、なぜかふみに学校案内をしてほしいと申し出る。

子供の頃のマラソン大会、ふみのせいで屈辱を味わった一心は、ふみのことを恨んでいた。

「おまえみたいな奴は大嫌いだ」と言い、ふみの大事なシール帳を奪い、子分になれと言うのだった。

 

ある日、ふみが家に戻ると暁が玄関先で倒れていた。

熱がある暁を看病するふみ。

暁がふと、自分の好物はきつねうどんだと明かす。

張り切って料理するふみ。

自分の中に少しずつ広がっていく感情、それが何かはまだわからなかった。

 

「ひるなかの流星」は学校が舞台でした。

今回は先生は先生でも「小説家」です。

ヒロインが今時の子っぽくないところが共通点です。

 

父親の借金を返済するために頑張る女子高生が、現実にいるのかはさておき。

ふみの女子力、というかもはや「主婦力」がすごいことになってます。

こんな家事できる女子高生います?

お手伝いの域をはるかに超えるレベルの高さったら。

私よりできるのではないか。

 

転校生の相生一心、馬村か?と思いました。

ふみを見る鋭い目つき、初期の馬村の面影が・・

(馬村くんは「ひるなかの流星」に出てくるヒーローです)

 

木曳野暁先生は文句なくカッコイイ色男なので、これから楽しみです。

(幾分、不思議ちゃん的な部分がありますが)

木曳野暁ってペンネームなんでしょうか。

本名かな。

どっちにしろ名前もステキです。