「椿町ロンリープラネット」第2巻のネタバレと感想

「ひるなかの流星」やまもり三香先生の新連載です。

マンガ「椿町ロンリープラネット」第2巻!

「ひるなかの流星」は2017年3月、映画が公開されます。

マンガ「椿町ロンリープラネット」第2巻のあらすじ

暁を意識し始めたふみ。

ある日、もらった給料を振り込みに銀行へ行くと、父親からの入金がないことに気づく。

父親に確認の電話を入れると、しばらく腰を痛めて船に乗れていなかった事が判明する。

悩んだふみは、暁に内緒で夜のバイトをすることに。

慣れない仕事で失敗ばかりのふみに、優しくしてくれる梢さんという人は、相生の母親だった。

店にふみがいることに驚く相生だったが、事情を知って、これまで意地悪していたことを謝る。

 

二人が店で話していると、暁と悟郎が客として入ってきた。

驚いた暁はふみを連れて店を出る。

暁は前貸しだと言って、ふみにお金を手渡すのだった。

 

ふみは暁に呆れられたと、内緒でアルバイトしたことを後悔していた。

一方の暁は、ふみが自分を頼ってこないことにイライラしていた。

 

日に日に暁を意識してしまうふみ。

暁から渡されたお金を返却し、内緒で働いていたことを謝る。

返さなくていい、自由に使えと言われたふみは、夕食をすき焼きをすることに。

食事をしながら、「日常の幸せを思い出させてくれた」とふみにお礼を言う暁。

ふみは暁のことを好きだと自覚するのだった。

 

ある日、ふみと暁はお米を買うためにスーパーへ。

髪型や身だしなみを気にしているふみを見て、友達の洋ちゃんが「暁を好きだという気持ちを大事にしろ」と言った。

無意識に優しさを見せてくる暁にとまどうふみ。

二人の距離は少しずつ縮まりつつあった。

 

暁は書店でサイン会を開くことに。

ふみはアシスタントとして会場の手伝いをすることになった。

サイン会当日、普段と違う暁の姿に緊張するふみ。

そこへ書店の店員、桂という女性がやってくる。

ふみが暁に好意を抱いていると察知すると態度が急変。

「家政婦か何か 知らないけど

私と木曳野先生の 仲をちょっとでも 邪魔しようもんなら

ただじゃ おかないからね」

突然の宣戦布告だった。

 

ふみが夜のアルバイトなんて。

どこまで頑張り屋さんなのか。

(ふみの父親、もう少し娘のことを気にかけた方がいいよなぁと思いましたが、そこはマンガなので)

 

一心くんも少し特殊な家庭環境でした。

でも母親のことを「ババア」呼ばわりしながらも、自分で「大切に思ってる」と言っていました。

なかなかいい子です。

ふみが自分の境遇を「不幸せだとは思っていない」と笑って言うシーンはとても胸が詰まりました。

 

あんな頼りない父親が、こんなにたくましい子を育てたなんて、ある意味すごい。

実際は、表向きだけの空元気で、心の内には寂しいとか辛いとか、蓄積しているのでしょうね・・

 

暁がふみの保護者のようになってきました。

金石は気付いたようですが、暁の中にも今までなかった感情が生まれつつあるようです。

ふみのこと「娘」って呼ぶの、歴史物の作家っぽいけど、なんだかなぁ・・

 

最後に桂さんという強烈なキャラが登場しました。

ふみには太刀打ちできなそうだ。

見るからにプライド高そうで、手強そう。

次巻は女の闘いですね。