咲坂伊緒先生の漫画「ストロボ・エッジ」4巻です。
もくじ
マンガ「ストロボ・エッジ」4巻 #12のあらすじ
「蓮を想う 気持ちなんか、俺が全部 消してあげる」
「だから 俺にしなよ」
安堂に告白された仁菜子。
「私の スキのなり方と、安堂くんの スキのなり方は 多分違う」
「安堂くんを 利用するとか、そんなのしたくない」
仁菜子は答える。
返事は保留のままだったが、蓮への気持ちは変わらないままだった。
仁菜子は友達の代わりに、掃除当番を引き受けることに。
蓮も学の代わりに掃除当番を引き受け、一緒に中庭掃除をする。
学は、蓮の仁菜子に対する微妙な変化に気付き、二人をどうにかしようとする。
しかし、友達の裕に止められる。
掃除の途中、仁菜子と蓮が座り込んで話をしているところに、ボールが飛んで来る。
避けた蓮の口が、仁菜子の額に当たってしまう。
困った顔の蓮を見て、普通に振る舞う仁菜子。
ゴミ袋を取って来る、とその場を離れた途端、今まで味わったことのない切なさに、涙が溢れてしまう。
マンガ「ストロボ・エッジ」4巻 #13のあらすじ
昼休み、仁菜子は蓮の様子がいつもと違うことに気付いて声をかける。
ヤバいと感じ、保健室に連れて行く。
蓮は熱があり、そのまま暫く休むことに。
蓮が目を覚ますと、学と裕がいた。
夢うつつの中、蓮が言う。
「木下さんといると時々、悲しくもないのに、泣きたいような気持ちになる」
煽る学。
「多分 ダメだ なんとなく」
そう呟いて、また眠ってしまう。
体調を崩した蓮の代わりに、バイトに入った仁菜子だったが、安堂と一緒で気まずい空気。
帰り道、寒そうな仁菜子に、自分のマフラーを貸す安堂。
仁菜子は、安堂が悪い人じゃないとわかっているのに、どうして蓮じゃないとだめなんだろう、と思うのだった。
元気になった蓮は、仁菜子にバイトを代わってもらったお礼がしたいと言う。
考えた仁菜子は、バイト後に、学と一緒に勉強を教えてもらうことに。
居残り掃除の学を残して、蓮と二人で帰る仁菜子。
電車の中で、疲れて寝てしまう。
うとうとして揺れる仁菜子に肩を貸す蓮。
蓮は自分の駅では降りず、仁菜子と一緒に降りる。
蓮の気遣いに気付いた仁菜子は、「反対のホームまで送る」と言う。
「時間が遅いから、このまま帰れ」、と言う蓮。
仁菜子は素直に帰ろうとしたが、「やっぱり見送る」、と蓮を追いかける。
階段で転びそうになる仁菜子を受け止める蓮。
仁菜子は一瞬、蓮に抱きしめられたような感覚に。
「人って 結構欲張りなんだよ」
「どんなに近付いたって、交わる事なんかない、蓮と仁菜子チャンは」
安堂の言葉を思い出す。
「蓮くんがふたりいればいいのになぁ」
そう呟くのだった。
マンガ「ストロボ・エッジ」4巻 #14のあらすじ
大樹は父親が福岡に転勤になり、自分もついていくことにしたとさゆりに伝える。
母親と暮らすという選択もあったが、父親の顔を見たら言えなかった。
「さゆりとも離れたくないし、頭の中がグチャグチャだ、何も考えなくていいところに、さゆりを連れ去りたい」、と言う大樹。
「いいよ、行こっか」、とさゆり。
二人は夜の海へ行くが、我にかえった大樹はさゆりを家に送り届ける。
別れ際、「大丈夫だよね、私達なら」、と言うさゆり。
「必要な時にそばにいてあげられない、さゆりをしばることはできない」、と言う大樹。
二人は別れることに。
次の日、大樹とさゆりが別れた事を知って驚く仁菜子たち。
大樹を見かけた仁菜子が声をかける。
「さゆりの為を思うなら、もっと頑張れ、ジタバタしろ」、と応援する仁菜子。
考え直した大樹はさゆりに会いに行くのだった。
一方、父親の再婚話を聞いてショックを受けた麻由香は蓮を呼び出す。
「やっぱり ずっと変わらない気持ちなんてないのかもね」
「私達も 変わっちゃうのかな」
麻由香の言葉を聞いた蓮が言う。
「大丈夫だよ 俺は どこへも行かない」
マンガ「ストロボ・エッジ」4巻 #15のあらすじ
「もっかいがんばらせてください」、とさゆりに言う大樹。
「ひとりで勝手に答えを出そうとしないで、その都度大樹の気持ちを聞かせてほしい、二人で答えを見つけていこうよ」、と言うさゆり。
大樹は父親に自分の気持ちを伝える。
父親は、「親の勝手で辛い思いをさせた」、と謝る。
大樹とさゆりは元通りに。
蓮がバイトを辞めると知ってがっかりする仁菜子。
学は蓮の行動がおかしいと、再度不審に思う。
バイトを辞める理由が、「頼まれた期間が終わったから」、それだけではないと思い、蓮を問い詰める。
「俺 仁菜子ちゃんといるときの蓮って、好きだけどね」
「おまえ 自分の気持ちに気付いたんだろっ?」
裕が学を止めに入るも続ける。
「ムキになって 自分の気持ち否定したって しょうがないだろ!」
「ムキになって何が悪い」、そう言ってその場を去る蓮。
蓮は自分の想いを閉じ込めようとしていた。
帰りの電車で蓮に会った仁菜子は、蓮の笑顔がいつもと違うと感じるのだった。
感想
二度目のデコチュー事件が!
口じゃなくて、額にっていうのがいいですね。
仁菜子にしたら、心臓飛び出るくらいドキドキだったんだろうな。
蓮が必死で自分の気持ちを抑え込もうとしているの、とても切なかったです。
寝ていた仁菜子を起こさないように、わざと電車を乗り過ごしたシーンなんて…辛かった。
結構がっつり仁菜子に傾いちゃってるんではないかと思うくらい、必死に抑えてる感が。
がっちゃんが、やたら蓮と仁菜子をくっつけたがるのもわかるし、裕がそれを止めるのもわかるし、どっちが正しいのか…
裕って考え方大人だなぁ。
雰囲気も大人っぽい。
大樹が父親についていけないと打ち明けるシーン、ここも切なかった。
父親的には、やはり一緒に来て欲しかったのかな。
父親の気持ちを汲める大樹が、本当に良い子だなぁと思いました。
大樹とさゆりは結婚してもうまくいきそう。
麻由香が蓮より仕事に夢中な感じが出てるので、今後どう動いてくるか楽しみです。