マンガ「ストロボ・エッジ」6巻のネタバレと感想

咲坂伊緒先生の漫画「ストロボ・エッジ」6巻です。

マンガ「ストロボ・エッジ」6巻 #20のあらすじ

麻由香と別れた蓮。

学校で大樹に会う。

「別に俺に気を遣わなくていいから」、と言う大樹。

「そうじゃなくて…何でもない」、と何かを言いかけた蓮。

察した大樹は、麻由香が受験に合格した事を伝えるのだった。

 

蓮が彼女と別れたという噂は、瞬く間に校内に広まった。

次から次へと女子から告白される蓮。

仁菜子も周りからチャンスだと急かされるも、蓮や麻由香の気持ちを考えると、そんな気になれないのだった。

学は仁菜子に、「バレンタインのチョコをあげる人がいるか」と探りを入れる。

「本命も義理もあげない」、と答える仁菜子。

このやり取りを蓮が近くで聞いていた。

 

安堂は蓮が彼女と別れてショックを受けていた。

しかし、学から仁菜子が誰にもチョコをあげるつもりはないと聞き、「首の皮1枚繋がった」と少しだけ元気を取り戻すのだった。

 

グラマーの教科書を忘れた仁菜子は、学に借りることに。

授業が終わり、返しに行くと、借りた教科書は学の物ではなく、蓮の物だった。

教科書と一緒にお礼チョコを渡す。

蓮はありがとう、と受け取るのだった。

マンガ「ストロボ・エッジ」6巻 #21のあらすじ

ホワイトデーに、仁菜子へお返しをしなかった蓮を責める学。

もう無理して気持ちを抑える必要はない、と言う。

「自分が情けない」、と言う蓮。

「自分の中に、彼女以外の誰かの存在に気づいたら、それを消す努力をするのは当たり前と思ってたのに」

蓮の言葉を聞いて、学が言う。

「努力して少しも消えないものを、消そうとし続けるのが無理って事じゃん?」

二人の話を聞いていた裕は、「別れた事を後悔しているならヨリを戻せ」、と言うのだった。

 

球技大会、安堂は、蓮と対決する試合中、体力の限界がきて倒れてしまう。

保健室で目を覚ますと、そこには蓮が。

「余計なお世話だ、たいした友達でもないのに」、と悪態をつく安堂。

何も言わない蓮に、安堂が続ける。

「おまえっていっつもそうなっ。なんも言わねー。そうやってやり過ごすみたいなの、余計腹たつんだよっ」

「真央とのキスの事だって、なんで俺に何も言わなかったんだ。あれは未遂だったろ!?」

「俺知ってんだよ。なのになんでなんも言わねーの。言い訳くらいしてくりゃよかったんだっ」

「あの時おまえに、何て言えばよかったんだよ」

蓮はそう言って保健室を出るのだった。

 

教室に飴を取りに行った仁菜子は、ひとりでいる蓮を見かけて話しかける。

「友達ってさ、片方だけがそう思ってるだけじゃ、成立しないもんなのかなと思って。」

「あいつを友達と思っちゃいけないのかなと思って。俺があいつをどう思っていようと。」

落ち込んだ様子の蓮。

仁菜子は安堂に、「蓮が大事な友達とケンカしちゃって落ち込んでる」、と伝えるのだった。

マンガ「ストロボ・エッジ」4巻 #22のあらすじ

蓮のアルバイト先に、突然現れた安堂。

この前のは八つ当たりだったと謝る。

嬉しそうな蓮。

安堂は、「仁菜子チャンの事好きなんだろ?」と訊く。

答えない蓮。

「いーよ。それでも俺ら、一応友達だからよ。親友じゃねーけど」

二人は仲直り?するのだった。

 

2年生になった仁菜子。

蓮と同じクラスに。

安堂や学、さゆりたちも一緒だった。

1年生には安堂の元カノ、真央が入学していた。

感想

安堂の、「俺って動けるモヤシなんだぜ?」が面白かったです。

モヤシなのにかっこいいし。

あと、がっちゃんが、せっかく凄くいい事言ってるのに、モシャモシャポテト食べてるのが笑えました。

がっちゃん、説得力に欠けるよ。

そんながっちゃんを、あたたかく?見守る裕クンは、元カノと何かあったかな?と。

それは、さゆりだったり?

そんな予感のする最後のシーンでした。

 

蓮と安堂の友情物語、とても良かったです。

蓮ってすごい不器用な男なんだなーと、改めて思いました。

今回、安堂と本気でぶつかって、わだかまりが無くなったような。

完全になくなったとは言い難いけど。

「親友には戻れない」、と安堂が言い切ってるのは少し悲しいなと思いました。

蓮が言っていた、

「友達ってさ、片方だけがそう思ってるだけじゃ、成立しないもんなのかなと思って」

これ、なんか哲学的?深いなぁと思いました。

自分は友達だと思ってたのに、相手は知り合い程度にしか思ってなかった、としたら結構悲しいかも…

蓮も仁菜子が好きだと認めたので、また安堂とこじれるんだろうけど、仲良しでいて欲しいなぁ。

異性絡みで友達関係に亀裂が生じると、なかなか元に戻らない事が多いので。