幼稚園や小学校の参観会などに出かける時、ほぼ必ず持って行かなくてはならない書類とスリッパ。
全ての持ち物が入るくらい大きなバッグを使うこともありましたが、貴重品を入れる小さめバッグとは別に持つことができるサブバッグがあったらいいなと思うようになりました。
学校で履くスリッパはヒールが高めのものを使用しているため少しかさばります。また、スリッパに履き替えたあと、靴はビニール袋に入れて常に持ち歩く必要があります。
それらを考慮して、マチが広めでA4ファイルが入るサイズのサブバッグを作ってみました。
もくじ
A4が入るサブバッグの型紙
バッグの出来上がりサイズは縦34cm×横25cm×マチ9cmくらいです。
型紙は全部で5枚あります。バッグ本体の型紙は①~④を写真のようにつなげます。
持ち手の型紙は①と②を写真のようにつなげます。
倍率を100パーセントに指定してA4用紙に印刷してください。
スポンサーリンクA4が入る簡単サブバッグの作り方
今回使用した生地は撥水ツイルというもの。ナイロン100%でハリのあるしっかりした生地です。
ミシンで縫う時に滑ってしまうこともなく、普通に縫うことができます。
同じ生地でバッグインバッグを作っています。
手順1 生地を裁断する
バッグの本体の生地を2枚、持ち手を2枚裁断します。
縫い代やマチになる線の印をつけておくと作業がスムーズです。
手順2 バッグ本体の周囲を縫う
バッグ本体の生地2枚を中表に合わせます。
黄色の破線部分をコの字に縫います。
手順3 ジグザグミシンをかける
今回使用したナイロン生地は切りっぱなしでもほつれにくいのですが、耐久性アップも兼ねて周囲にロックミシン(ジグザグミシン)をかけました。
手順4 マチをつくる
底の角を広げてマチを作ります。
底から見ると下のような感じです。
スポンサーリンク手順5 持ち手を作る
持ち手を2本作ります。
ピンク色の破線を①~③順番に折りたたみます。
黄色の斜線部分が中に折り込まれることで、持ち手の芯になるようにしました。
端を1本縫ったら、反対側の端にも押さえミシンをかけます。
手順6 バッグの口を折る
袋の口の端から1cmのラインで折り、次にそこから3cmのラインで折って待ち針で固定します。
両脇の縫いしろの倒す方向を間違えないように注意。(マチを作った時に倒した方向と同じになるように)
手順7 持ち手を差し込む
持ち手を取り付ける位置を決めて、袋の口に差し込み待ち針で固定します。
今回は、バッグの口の中心から6センチのところに付けました。
手順8 バッグの口を縫う
最初に1本目をぐるっと縫います(黄色の破線部分)。
次に、持ち手を上に折り返して2本目をぐるっと縫います(黄色の破線部分)。
最後に持ち手の付け根部分をリボンの形に縫いました。
手順9 底をつまんで縫う
バッグを表に返したら、底部分の端をつまんでぐるっと縫います。(底がよりしっかりすると思って縫いましたが、底板を入れてみたら縫う必要なかったかなとも思いました)
手順10 バッグの底板を入れる
バッグの底の大きさに合わせて底板をカットして入れます。
厚さ2mmの底板を使用しました。普通のハサミでカットできました。
底板があるだけでバッグの使用感は格段に上がります。
昔、段ボールに布を巻いた”自作底板”を使ったことがありますが、すぐに折れてしまいダメになってしまいました。やはり専用の板は強度が違います。
リュックの底や、クタっとしがちな雑誌の付録バッグなどに入れるのもおすすめです。
1枚購入すれば、大きいのでバッグ数個分取れます。
バッグの開閉部には、お好みでスナップボタンやマグネットホックなどをつけてください。
まとめ
ナイロン生地のサブバッグは、使用しない時は小さく折りたたんでおけるので便利です。
シワになりにくく強度もあるので、ザブザブ洗えるし雑に扱っても大丈夫。ためらうことなく重い物を入れたりしています。
入れる物に合わせ縦横の長さを変えて作ってみてはいかがでしょうか。何の変哲もないこの形が、想像以上に重宝するバッグになると思います。