「ヒロイン失格」の幸田もも子先生の新連載、「センセイ君主」11巻です。
もくじ
マンガ「センセイ君主」11巻 lesson38のあらすじ
先生がフランスに行けるよう、後押ししたあゆは。
虎竹に指摘され、先生がフランスに行ってしまったら、単純に14時間でいつでも会えるというわけではない、ということに気付く。
自分が強くなるしかない、と思ったあゆはは、先生がいなくなったことを想定した訓練を始める。
実家に戻り、学校でも極力接触を避ける。
しかし3日目で既に限界。
間違えて先生の家に帰宅しそうになったあゆはは、弘光先生に遭遇する。
先生を避けて生活するあゆはの行動は、全てお見通しだった。
フランスには行かない、無理しなくていい、と言う先生。
嫌です、と答えるあゆは。
「先生がぜったいこれだ、って思える答えを出してください」と言ってその場を去る。
図書室で自分の進路と向き合いだしたあゆは。
白川が現れ、この前あゆはにひどいことを言ったと謝る。
前向きな姿を見て、いい子じゃん、とあゆはを見直す白川。
あゆはが家で独り、先生を思い出して泣いていると、玄関のチャイムが鳴る。
窓から顔を出すと、外には弘光先生の姿が。
「やっぱどー考えても、離れたくないんだよね」
「今さまるんと離れる方が、俺の人生、ずっと後悔すると 思うんだけど。納得できる?」
これが、先生が出した答えだった。
マンガ「センセイ君主」11巻 lesson39のあらすじ
平和な日々に戻り、文化祭シーズンが到来。
教育実習が終わった白川は、弘光先生に言う。
「さまるんってさ、いい子だよね、すごく。まだ17歳だから、これからどんどん成長して、もっともっといい女になるだろうね。そしたらさまるん、絶対モテるよね!」
他の男に持っていかれないようにと忠告するのだった。
文化祭当日、アオちんが仕組んでくれたおかげで、弘光先生と一緒に文化祭をまわれることになったあゆは。
制服姿の先生に大喜び。
最初は面倒臭そうだった先生も、なんだかんだ楽しそう。
文化祭を回っている途中、あゆはが同級生にナンパされる。
ナンパと気付かず、簡単にLINEを交換するあゆは。
それを見て、良い気がしない先生。
一方、他の女子と写真を撮る先生を見たあゆはも不満が。
ちょっとした喧嘩になってしまう。
反省したあゆはは、LINEを交換した相手のところに行き、ナンパだったら遊びに行けないと謝る。
様子を見ていた先生と仲直りする。
アオちんの考えた最終ステージに進む、あゆはと弘光先生。
愛のセリフを叫ぶ、という企画。
開き直って承諾する先生。
アオちんが用意したセリフを棒読みする。
最後に、原稿にないセリフを口にする。
「さまるん、結婚する?」
マンガ「センセイ君主」11巻 lesson40のあらすじ
先生の突然のプロポーズ。
今すぐ結婚しましょう!とノリノリのあゆは。
うっかり早まって、人前でプロポーズしてしまったことが恥ずかしい先生は、「リップサービスだ」と言う。
そんな中、弘光先生が母親から「彼女を紹介しろ」と言われる。
あゆはは先生の母親に会いに行くことに。
教え子という事は隠し、22歳、東大の3年生、という設定。
今更、先生が東大出身であることに驚くあゆは。
同時に、結婚したらバレてしまうことなのに、後回しにしていいのか、自分との結婚は本気で考えていないのか、と不安になる。
廣祐の手によって、大人っぽく改造されたあゆは。
先生に「可愛い」と初めて言われ、元気を取り戻す。
ついに母親と対面する。
弘光先生に席を立たせ、あゆはに攻撃を開始。
「私にとって、息子の彼女は敵。気に入られようなんて、思わないことね」
いきなり敵意むき出しの母親。
自分から息子を奪おうとする女が憎い、と言う。
何故か涙が出てしまうあゆは。
席に戻った弘光先生。
「俺もだいぶ、さまるんに感化されて、バカになったよ」
そう言って、あゆはの目の前に指輪を置く。
この前のプロポーズ、リップサービスだと言ったのは嘘で、さまるんと結婚したいと思ったから言った、と告う。
先生は母親に、あゆはが自分の教え子であることを明かし、これ以上口出しするな、と言うのだった。
マンガ「センセイ君主」11巻 lesson41のあらすじ
あゆはは弘光先生の実家にいた。
母親に認めてもらうため、家事を教えてもらうことに。
母親からの意地悪にもめげず、買い物、害虫駆除、天窓拭き、着々と家事をこなすあゆは。
ネタが尽きた母親は、アルバムを見せる。
「パパの彼女になりたくて、めちゃくちゃ頑張ったんだから」と昔の話をする。
あゆはは自分の事とシンクロして、泣き出してしまう。
二人が話をしていると、父親が帰宅する。
「ごめんね。うちのお母さんは本当に素直じゃなくてね。これで可愛いところあるから、仲良くしてやってね、あゆはちゃん」
そう言うのだった。
結局、母親に「認める」とは言ってもらえなかったものの、帰り際、「また来ていいよ」と言ってもらえたような気がするあゆはだった。
虎竹と話をするシーン。
「第三者の公正な目で精査します」、あゆはの顔が、あの方になってましたねー。
幸田先生がたまに出す、このシリーズが密かに楽しみです。
弘光先生が、図書館で進路に迷うあゆはをこっそり覗くシーン、先生が手にしている「魔法少女キラリ」という本が笑えました。
何故その本を選んだの?ってところ、そもそも、それ、高校の図書館に置いてあるか?ってとこも。
そして、あゆはもチャーリーパピコ関連の本を読み過ぎ。
lesson39の扉絵、ドラゲナイの漫画、本当に読みたくなってきます。
文化祭、制服姿の弘光先生、かっこよかった!
あゆはが22歳東大生の設定、というところ、「さまるんが東大、じわる」って弘光先生が言ってましたが、読んでるこっちも相当じわりました。
11巻、出たばかりですが、早く読みたい12巻…