新学期の準備もそろそろ終盤に差し掛かる頃ではないでしょうか。やっと重い腰を上げ準備を始めたという方もいらっしゃると思います。
今まさにせっせと入園入学グッズを手作りしているママさんに朗報!?バッグや袋ものに欠かせない「裏地」をより簡単に付ける方法があったのです。実際に私もやってみて、作る物によっては今までの方法より早いし簡単かもしれないと思いました。
今回、その裏地の付け方を取り入れて切り替えデザインの上履き入れ(マチ付き)を作りましたのでご紹介したいと思います。
もくじ
一般的な裏地の付け方
レッスンバッグやお弁当袋など、袋ものに裏地を付ける一般的なやり方というと、下記のような流れだと思います。
- 表になる生地で袋を作る
- 裏になる生地で袋を作る
- マチを付けたり中とじをする
- 表と裏の袋を合わせる
- 持ち手などを挟んで縫う
デザインによって項目が前後しますが、共通するのは「表と裏の袋はそれぞれ別に作る」という点です。
今回作る上履き入れは、表地と裏地を同時進行で袋にしていきます。マチや持ち手付けは途中で作業します。
スポンサーリンク上履き入れの作り方(切り替え・マチ付き)
今回作った上履き入れの出来上がりサイズは約縦25cm×横20cm×マチ5cmです。よくある市販サイズに合わせてみました。
※20cm以上の上履きを入れる場合は、横幅を左右1cmずつ大きくした方がゆとりがあって良いと思います。
型紙をご利用の際は、印刷時に倍率を100%に指定してください。
型紙ダウンロードはこちらから。
表①と表②、裏①と裏②の型紙は、それぞれ貼り合わせて使用します。
手順1 生地を裁断する
表①+②を2枚裁断します。
表③は輪にして1枚裁断します。
裏①+②は下側を輪にして1枚裁断します。
手順2 表地に切り替えを付ける
表生地、切り替え生地を中表に合わせて待ち針で留めます。一度に両側固定して縫いましたが、片方ずつ作業しても良いです。
切り替え生地を裁断する時に輪にした部分が黄色い破線で、上履き入れの底になります。
ピンク色の破線を縫います。
切り替え生地がつながったら、生地の浮いた部分を押さえる為に繋ぎ目から5ミリくらいのところを縫います(黄色破線部分)。裏の縫いしろは、自分がやりやすい方に倒して縫えばOK。
縫い終わった後、裏側にはこのように縫い目が2本あります。
手順3 持ち手とDカンを付ける
表地の上に持ち手テープとDカンを置き(生地の中心に)、待ち針などで固定します。
ミシンでも手縫いでも良いので、動かないように縫い付けてしまいます。仮留め程度でOK。
スポンサーリンク手順4 表地と裏地を縫い合わせる
手順3が終わった状態で、その上に裏地を中表にして重ねます。
待ち針で固定したら、ピンク色の破線部分を縫います。
手順5 周囲を縫ってマチを作る
下の写真のように、手順4で作業した縫い目が中心にくるように布を合わせたら、周囲を待ち針で固定します。
ピンクの破線部分を縫います。
表に返すため、一箇所7~8センチくらい開けておきます。
縫い終わったら、底になる部分4箇所をつまんで5cmのマチを作ります。
端を拡大したところ。
縫い終わったら1cmくらい残して端を切り落とします。
マチの付け方についてはこちらも参考にしてみてください(別角度での図解有り)。
レッスンバッグの作り方!裏地&マチ&切り替え付きでも簡単にできる!
「中とじ」したい場合は、マチを作ったあとに作業します。
手順6 表に返し開けておいた口を閉じる
表に返したら、開けておいた裏地の口を手縫いで閉じます。
出来上がり!
まとめ
今回ご紹介した裏地の付け方は、いつもお世話になっているハンドメイドの師匠から教えてもらったのですが、自分としてはかなり斬新で驚きました。
切り替えもマチも無しでザーッと作るなら、1時間かからないで出来てしまうのではないでしょうか。
もちろん「簡単」「やりやすい」という感じ方は人それぞれだと思いますので、自分に合った方法を選んでいただければと思います。
たまたま作る予定だった上履き入れで試してみましたが、今度はオーソドックスなレッスンバッグをこの方法で作ってみたいと思います。