「東京タラレバ娘」2巻のネタバレと感想

東村アキコ先生の「東京タラレバ娘」第2巻です。

「あの時、あーだったら」、「もっと、こーしてれば

タラレバばかり言いながら、幸せ求めて右往左往!!

ドラマは毎週水曜の夜10時から。

マンガ「東京タラレバ娘」2巻 ACT<5>戦線離脱女

倫子が目覚めた時、KEYはもういなかった。

本気度1000%の第4出動。

ずっと女子会ばかりしていたから、次の一手がわからなかった。

枕営業なのか、ただの気まぐれだったのか、単に遊ばれたのか。

幻覚のタラとレバが言う。

「それは、魔が差しただけ」、男にはそういう事があるのだと。

「何もないよりマシ」、と言う香。

「何もない方がマシ」、と言う小雪。

いくら「マシ」を数えたって

私の人生 全然 幸せじゃない

「マシ」がいくつあったって、たったひとつの「愛」には敵わない、と倫子は思うのだった。

 

倫子たちが、カラオケから帰ろうとすると、KEYが現れる。

倫子の方に歩み寄る。

「昨日のことなんだけど、昨日の今日で ベラベラ人に喋ってんじゃねーよ。最低だよ アンタ」

そう言い捨てて、その場を去るのだった。

 

マンガ「東京タラレバ娘」2巻 ACT<6>回転寿司女

独りで回転寿司を食べる香。

出会いがないとボヤき続けて早10年。

何にせよ、出会いがあった倫子は自分よりマシ、そう思っていた。

 

ネイルサロンに倫子がやってくる。

ネイルをしながら、香に、「どうして10年前に付き合っていたバンドマンと結婚しなかったのか」と聞く。

香は、倫子に急用でサロンを訪れたマミを見て、当時の彼、涼のことを思い出す。

売れないバンドマンだった彼とは

結婚なんて 考えられなかった

もし 涼ちゃんが 音楽で成功してたら

多分結婚してたのに

 

倫子は新しいドラマの脚本を担当することになった。

外された方の企画はどうなったか、早坂に尋ねると、主題歌がBUMKEY’Sというバンドに決まったと言う。

マミに誘われ、ライブに行くことになった倫子たち。

関係者席に座ると、しばらくしてライブが始まる。

香は目を疑った。

ステージに涼の姿が。

 

ライブ後、一同は涼の楽屋を訪れる。

楽屋にはKEYもいた。

涼は「また会えた」と言って、香を抱きしめる。

「全部、香のおかげだよ。愛してるよ、香」

と、そこに現れたのは、現在の涼の彼女だった。

 

「取り逃がした回転寿司の皿が、もう1回、回ってきた」

のではない。

「取り逃がした回転寿司の皿は、次の人が取る」

「私のレーンにはもう、皿が乗っていない」

香は気づくのだった。

 

現実の時間の流れは、回転寿司のレーンとは違う。

現実の、時の流れは一方向、回転はしない。

もう あの頃には 戻れない

時間は 巻き戻せない

私たちの乗ったレーンは 一方向に進み続ける

 

マンガ「東京タラレバ娘」2巻 ACT<7>〆鯖女

昔から、「サバサバした女」だと言われる小雪。

男のために、せっせと肉じゃが作るような女にはなりたくない、そう思っていた。

 

ある日、父親の代わりに仕込中の小雪。

店には、営業時間前から呑んだくれる、倫子と香。

小雪は青じそを買い忘れて、スーパーに出掛ける。

その帰り道、KEYを見かけて尾行する。

KEYは花屋で花を買い、その後墓参りをしていた。

 

店に着くと、倫子と香の姿がない。

外へ出てみると、男を連れて、2人が戻ってくる。

店にGが出た為、連れてきたのだと言う。

しかし小雪があっさり仕留めて、男は出番なし。

男はそのまま店で飲んでいくことに。

 

35歳の男。

小雪の超絶タイプだった。

その男もまた、小雪を「キレイだ、タイプだ」と言う。

「明日も来ていいですか?毎晩来ちゃいますよ」

そんなことを言って、丸井良男は帰って行った。

 

再び現れた丸井は、小雪を飲みに誘う。

楽しい時間を過ごす二人。

大人の恋は 話が早い

酔ってしまえば なおさら早い

丸井が言った。

「じゃ いいですか?そういうことになっても」

小雪は「いいですよ?」と答える。

 

丸井は話を続けた。

自分は結婚しているが、妻とは別居中。

嘘をつく気も、隠す気もない。

小雪が嫌なら諦める、と。

正直に言うだけ誠実だ、選択権を自分に委ねてくれた、この人は、優しい人だ。

小雪は丸井とホテルに入って行った。

 

マンガ「東京タラレバ娘」2巻 ACT<8>パンチドランカー女

次の日、カフェでの第4出動。

小雪は昨日の出来事を話す。

「付き合うことになった、相手は結婚しているけど」

倫子と香は、それが不倫だと理解し絶句。

雰囲気に流された香が、自分も涼とそういうことになったと告白する。

 

カフェを出た3人。

花を持ったKEYに遭遇する。

「墓地へ行くのか」と尋ねると、否定して、花を倫子に渡す。

香は涼から、「KEYが昔付き合っていた年上の女が亡くなった」という話を聞き出す。

 

KEYとのことを考えるも、答えが出ない倫子の前に、幻覚タラレバがあらわれる。

どうして自分から、男にぶつかっていかないのか?と聞かれる。

愛という言葉に 踊らされて

おまえらはいつも

リングの上で サンドバッグになって

ボコボコに 殴られてるんタラ

33歳にもなって、どうしてそれに気付かないのか?

倫子は、いつまでたっても、リングから降りることができない、哀れな自分達に気付くのだった。

 

2巻もグイグイ引き込まれました。

個人的に面白かったところ。

小雪が香と言い合いになった時のセリフ、

「バンドマンの その日の 使い捨てコンタクトみたいな、ワンデーアキュビュー女と 一緒にしないで」

上手いこと言うなぁと。

 

香が涼に、KEYの謎を聞き出すシーン。

付き合ってた女が死んでしまったと聞いて、

香 「THE虎舞竜…的な…?」

涼 「古いな 例えが…」

何でもないようなことが~幸せだったとおも~う~

香が歌ってました。

流行ってたなぁ。

今の若い子、虎舞竜知ってるのかな。

 

おまけページで、東村先生が女芸人さんのタラレバ会に参加した話が載っていて、すっごい面白かったです。

そのタラレバ会、本当に楽しそうで参加してみたい。

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