東村アキコ先生の「東京タラレバ娘」第3巻です。
「あの時、あーだったら」、「もっと、こーしてれば」
タラレバばかり言いながら、幸せ求めて右往左往!!
ドラマは毎週水曜の夜10時から。
もくじ
マンガ「東京タラレバ娘」3巻 ACT<9>ジェットコースター女
丸井が食中毒で入院してしまう。
小雪はお見舞いに行くのに、嫁と鉢合わせになった時の保険として、倫子と香についてきて欲しいと頼む。
一方、倫子のところに仕事の話が。
以前外されたドラマ、3話目以降の脚本を書いてほしい、というものだった。
若い女の脚本家が入院してしまったのだ。
しぶしぶ引き受けたものの、「偽装結婚モノ」を書いたことが無い倫子は、苦戦を強いられる。
そうこうしているうちに、小雪との約束の時間に。
丸井が入院する病院で小雪と香を待っていると、KEYが現れる。
「脚本の打ち合わせをするために来た」と言う。
小雪と香も合流し、KEYも一緒に丸井の病室へ。
小雪を病室に残し、倫子とKEYは屋上で打ち合わせをすることに。
自分にもプロの意地がある、絶対に面白い脚本にする、「このピンチを、チャンスに変えてみせる」と意気込む倫子。
すると、KEYが言う。
「あんたらの歳だと、チャンスが ピンチなんだよ。ピンチがチャンスなのは 若いうちだけ」
「今回のドラマがコケたら、あんたが戦犯ってことにされる」
もう馬鹿にしないでほしい、大人をからかって傷つけて楽しいのか、と聞く倫子。
「傷つけよ、それで 死ぬわけでもなし」
と、KEYは言うのだった。
私たちはいつも 何年も何年も
楽しいことを探して ワクワクすることを探して
生きてきた
その先に何が待ってるかなんて 何も考えず
カタカタと登る そのレールの上で
期待ばかりふくらませて
自分で自分の理想を、アゲてアゲて、恋も仕事も、期待度をアゲまくって、
あとは きっと 落ちるだけ
マンガ「東京タラレバ娘」3巻 ACT<10>逃げる女
仕事を取られた若い女の脚本家の、ピンチヒッターで仕事を引き受けたはいいが、全く書けない倫子。
参考作品を借りる為にレンタルショップに行く。
借りたいDVDがレンタル中でがっかりしていると、
「それ、俺が借りちゃってます」
と、倫子の前に男が。
「良かったら一緒に観ませんか?」と誘われるままについて行ってしまう。
男は映画BARを経営していた。
意気投合し、つい、仕事のことを忘れてしまう。
一方、香が小雪の店で飲んでいると、退院した丸井が現れる。
丸井の妻のフェイスブックから、妻は妊娠中で里帰りしていることが判明していた。
小雪は丸井を店の外に連れ出す。
「こういうの、もうやめた方がいいですよね」、と小雪。
丸井は、「ずっと前から嫁とは上手くいっていない」、「子供がいると言ったら、小雪は付き合ってくれないと思ったから、言わなかった」、と言い訳する。
「あなたを 傷つけてでも、僕が あなたと 一緒にいたいと思っちゃったから」
丸井の言葉を聞いた小雪は、丸井にキスをして、「バカ、嘘つき、大嫌い」と言うのだった。
仕事のことを思い出し、急いで職場に戻る倫子。
事務所には、脚本の進捗状況を心配した早坂とKEYの姿が。
酔った倫子を見たKEYは、パソコンの中にあった、マミが書いた脚本を出す。
「大丈夫、これから書く」と言う倫子。
KEYは、「あんたが書いたやつより、面白いんだよ」と言うのだった。
時代は移り変わる
それは 私たちが考えるより早く
目まぐるしく
容赦なく 残酷に
倫子は、「もう脚本家をやめよう、あの人と恋をする、逃げてやる、その先に何があるのかなんて、今は考えられない」、そう思うのだった。
マンガ「東京タラレバ娘」3巻 ACT<11>うれしい!楽しい!大好き!女
この千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかん!!
早坂に呼び出された時の勝負服を着て、倫子は例の映画BARを訪れる。
自分が脚本家だと明かすと、奥田は大喜び。
ますます意気投合した二人は、焼肉を食べに出掛ける。
奥田は自分の事について話を始める。
倫子が独身か尋ねると、「独身ですよ!結婚します?」と答える奥田。
第4出動。
今回は、「いつやったらいいか」について討論。
3人で話し合うも、結論が出ない。
香が言う。
「1回だけやる!そんで、そのあとやらせない!」
倫子の脳裏に、KEYとのアレが思い浮かぶ。
そんな中、奥田から「明日のお昼会えませんか?」と誘いが。
浮かれて店を後にする倫子。
気付くと路上で倒れており、KEYに助けられる。
「仕事をやってないのか」と尋ねるKEYに、「結婚したい人ができた、その人も自分が好きだ」と見栄を切る。
倫子は奥田と昼間のデートを楽しむ。
「好きです。僕にチャンス貰えませんか」と告白される。
「はい、私なんかでよかったら、よろしくお願いします」と答える倫子。
うれしい たのしい
私 この人のこと 大好き
奥田が作った料理を食べ、ビールを飲んで、映画を観て、あっという間に日が暮れる。
いいよね? もう好きだもん
1回だけ
とりあえず 1回だけ
やってみても いいよね
倫子は、「絶対に幸せになれる」、そう思うのだった。
本編も安定の面白さなのですが、番外編「タラレBar」が最高です。
全国の読者のお悩みを、東村先生がマンガで解決しています。
かなりガチな相談で、先生の答えもグサグサ刺さります。
必読です!
倫子、奥田と上手くいくのでしょうか。
奥田には何か裏がありそうな予感。