東村アキコ先生の「東京タラレバ娘」第4巻です。
「あの時、あーだったら」、「もっと、こーしてれば」
タラレバばかり言いながら、幸せ求めて右往左往!!
ドラマは毎週水曜の夜10時から。
もくじ
マンガ「東京タラレバ娘」4巻 ACT<12>スーダラ女
小雪の店に集まる倫子たち。
倫子は、奥田に「髪型を変えろ」と言われていることを、香と小雪に相談していた。
そこにKEYが現れる。
「良かったな、いい逃げ道見つかって」と倫子に突っかかる。
「結婚したこともないくせに、偉そうなことを言うな」、と言い返すと、
「したことあるよ、結婚」、KEYが答える。
マミは倫子にチャンスを貰えたとお礼を言う。
「仕事を辞めて結婚しようと思っている」とマミにまで見栄を張る倫子。
それを聞いたマミは、事務所を自分に貸してほしいと言い出す。
倫子は、何もかも、若い子の柔軟性には、かなわない、と思うのだった。
奥田の店を訪れた倫子。
「美容室行くヒマなかった?」と髪型を変えてないことを指摘される。
倫子は、奥田が映画の話ばかりすることが気になり出していた。
「ずっと映画の話をするのがキツイ」、と香と小雪に相談するも、「それくらい我慢しろ」と言われてしまう。
懲りずに、会うたびしつこく髪型を変えろと言う奥田。
自分が好きな映画は、奥田は観ないと言う。
奥田が好きな映画は、自分は好きではない。
倫子は、次第に耐えられなくなってくるのだった。
話してて、噛み合わなくてしんどいのは、どうしても妥協できない、そう思った倫子は奥田に尋ねる。
「奥田さんは、もし私が映画好きじゃなくっても、付き合おうって言ってくれてました?」
「部屋にホームシアターを作って、毎晩1本2人で映画を観る、それが俺の夢なんだ」
と答える奥田。
男と女は価値観が違う、そんなことはわかっているけど、耐えられない、倫子はそう思うのだった。
マンガ「東京タラレバ娘」4巻 ACT<13>タイムマシン女
世の中の女は 2種類に分けられる
妥協できる女と 妥協できない女
自分は「妥協できない女」。
東京タワーに上って自分を見つめなおす倫子。
奥田と別れようと思っていることを、香と小雪に打ち明ける。
そしてついに、奥田を呼び出し、別れ話をする。
「俺じゃダメだった?お互いこの歳まで一人だから、相手に合わせるのも 簡単じゃないよね」
と言う奥田。
「なんか疲れちゃうの。いい歳して、そこを乗り越えられない、私がダメなの」
と答える倫子。
奥田は最後に、倫子といて楽しかった、疲れさせてごめん、と言うのだった。
マミは早坂とKEYを誘って、サプライズの婚約祝いをすることに。
倫子が暗い気持ちで事務所に戻ると、クラッカーで出迎えられる。
KEYから「負け犬」と書かれた湯飲みをプレゼントされる。
シャンパンをあけようとはしゃぐマミ。
倫子は「別れちゃった、ごめん」と謝るのだった。
マンガ「東京タラレバ娘」4巻 ACT<14>透明人間女
落ち込む倫子をマミが励ます。
KEYは自分の事務所で、脚本家の決まっていない仕事を探し、倫子へ話を持ってくる。
「やれ、このドラマの脚本を、アンタが書け」、と言う。
なんでアタシがこんなショボい仕事を…と言いながら、北伊豆へ。
現地で出迎えたのは、シルバー人材センターかと目を疑う年齢層のスタッフ。
「若い女の子」とちやほやされ、まんざらでもない倫子。
彼らがドラマにかける思いを知り、自分は全然負けている、と思い知る。
こういう 小さな企画を
バカにして 見下して
大事なこと 忘れてた 大バカだ
目が覚めた倫子は、本気で仕事に取り組む。
ドラマを撮影していると、エキストラの中にKEYの姿が。
「結婚潰れて、仕事に逃げた、みじめな女の顔を見に来た」と言う。
香と小雪も来ていた。
倫子の様子を見て、「元気になったみたい」と安心する二人。
KEYは香と小雪に言う。
「不倫もセカンドもやめて、仕事に逃げればいい、独身でフリーでいい男なんて、あんたらとは付き合ってくんないよ」
仕事が終わり、乾杯する一同。
倫子は、仕事の後に飲む酒がうまいことを思い出す。
今日は「タラレバ」が出てこない、願わくはずっと出てこないで、と思うのだった。
マンガ「東京タラレバ娘」4巻 ACT<15>水玉女
仕事がノッてくると 恋も上手くいくって
何かの雑誌に 書いてあった
復活した倫子。
第4出動。
KEYは倫子を好きなのではないか、と香が言う。
そうでなければ、貴重なオフを使って、わざわざ伊豆まで来ないだろうと。
倫子はKEYのことをどう思っているのか、と聞く。
好きとは断言できないけど、仕事で見返してやりたいと思っている、と答える倫子。
香と小雪は無理矢理KEYに連絡を取り、倫子と2人で食事に行くようセッティングする。
今更、顔を突き合わせてごはんなんて…
と思いながら店に行く。
倫子の顔をみるなりKEYが言う。
「何、コレ」
「この飲みはナニって訊いてんの」
「クソ忙しいオレをわざわざ呼び出して、一体何の話があるんだよ」
相変わらずの物言いに対して、倫子が答える。
「私はただ、あなたとゆっくり話をしてみたかっただけ」
「帰る」と言って席を立つ倫子。
KEYは倫子を引き止めて言う。
「一体何の為に歳とってるんだ、あんたらは。あんたらを見てるとイライラする」
「そんな女とは恋愛できない。オレは、あんたと恋愛できない」
帰り道、「あんな冷徹野郎に愛されるために、自分を変えようなんて私は思わない」倫子はそう言いながら涙を流すのだった。
奥田さんとの別れのシーンと、最後に倫子が涙するシーン。
なかなか切なかったです。
3巻までは無かった感じだなー。
奥田さんレベルで映画が好きな女子だったら、きっと上手くいくんでしょうね。
もしくは、好きな男の好きなものは、私も全部好き!ってなれる人。
KEYのキツイ物言い、言葉の裏には何があるのかな…別に何もない!?